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A side
日が沈みかけて、もうすぐで夜ご飯になるから部屋で本を読んでいるであろう兄様の様子を見に行くことにした。
コンコン
「兄様？」
トム「A、どうしたんだい？」
「もう少しで夜ご飯だから様子を見に来たんです。」
トム「もうそんな時間なのか。....今日はやけに夕日が赤いな。」
「不吉で少し怖いです、兄様。」
私はそう言って窓際にいた兄様の近くに腰を下ろした。
トム「大丈夫だよ。僕が近くにいるじゃないか。」
兄様はそう言いながら私を抱き寄せた。
兄様の胸に顔を寄せているとこちらに向かってくる２つの足音がした。
「、、、、兄様、誰かが来ます。」
トム「誰だろう？こんな時間に。院長かな？」
2人でドアの方を警戒していると。院長先生ともう1人院長先生の後ろから1人の男の人が入ってきた。
ダ 「はじめましてじゃのぉ。トム、A。わたしの名はアルバス・ダンブルドアじゃ。」
院長「2人を引き取りたいそうよ。」
ダ 「2人と話してもいいかのぉ。」
院長「ええ、どうぞ。」
院長先生は私達3人を残して部屋から出て行ってしまった。
トムside
僕達を引き取ると言っている男は院長を追い出してこちはを見た。
ダ 「さっそく本題に入るとするかのぉ。いきなりじゃか、2人は魔法使いなのじゃ。」
魔法使い？僕達が？どういうことか分からずにただただ男の方を見た。
ダ 「いきなり言っても分からんだろう。試しに見してあげよう。」
男、ダンブルドアは杖をローブの中から取り出すと僕が読んでいた本を宙に浮かせた。
僕の体には電流が走った。そんな衝撃がきた。
元々この世界は僕にとって、つまらなかった。
まるで、全てが灰色であるかのように感じていた。
この世界で色が付いているのは僕にはAだけだった。
やっとわかった、僕がいるべきなのはこんなつまらない灰色の世界じゃなくて、魔法こそが僕のいるべき場所だったんだ。
ダ「2人にはもう1つの世界にあるホグワーツ魔法魔術学校に行ってもらいたい。どうかのぉ？」
トム「行きたい！！！」
即答。当たり前だ。
しかしAはどうだろう？
反対するだろうか。
恐る恐るAを見下ろすして聞いてみた。
トム「Aはどうしたい？嫌かい？」
Aは少し微笑むと、
「私はどこまでも兄様について行きます。」
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作者名：神楽 | 作成日時：2021年1月2日 0時
