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瘡蓋*鉄塔 ページ1
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本当に何となくだけど
この人は私を好きにはなってくれないと思った。
いつも真っ直ぐ見つめる先には、私じゃない人がいて
私と話をしていてもあの人の事を思い出しているんだろうなとか
「は、ほんと、」
何度気付かされれば、私は諦めるの？
Aちゃんと呼んでくれるその声も
容易く触れてこないその気遣いも
私の痛いところを更にズタズタにして、
そうしてもまだ、私に好きでいさせるの。
(酷い人。)
悩んで悩んで、そうして最後には？
私のこのぐじゅぐじゅになった傷も癒してくれる？
「Aちゃん、大丈夫？」
膿が出て、やがて瘡蓋になって
そうすればやっと貴方を諦められるの？
教えてよ、ねえ
「、はい、大丈夫ですよ、鉄塔さん。」
答えなんて出ないくせに。
*続編スタートしました！亀さん更新ですがこちらでもまたよろしくお願いします！
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作者名：あさひ | 作成日時：2019年11月26日 0時
