窓辺のスカビオサ*ドンピシャ ページ17
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ぎしり、床が軋む音がする
冷たい廊下を歩いて、息を潜めて、バレないように。
「…っ」
この時間なら、みんな部屋に居るはずだ
大丈夫。絶対に逃げられる。
こんなおかしい場所から早く逃げないと！
「、は、っ…は」
視界に薄紫の花が目に入る。
見たこともない花、多分これからも見ることは無い。
静かに目の前のドアを震える手で開ける
これでやっと終わる、やっと！！
「はいざんねーん」
するりと腰を引かれた。
その瞬間に私の全てが絶望に変わる
「やだ、やだやだやだやだ！やめて！」
「ええ？だって逃げようとしたでしょ〜」
どうして、私なの
「Aちゃん。見つけたのが俺で良かったね？」
目元を舐めあげられる。
やめて、きもちわるい、
「こわっ、い、」
「怖くなんかないよぉ、Aちゃんを愛してるだけ」
「なんで、私なの…！友達だって、信じてたのに！」
「…一番聞きたくない言葉だなぁ。友達、って。
じゃあAちゃんは俺たちが好きだって言ったらそれに応えてくれた？そうやって友達って括り付けて俺たちからそっと、離れていくんだろ？あいつの方が、大事なんだもんね？」
「そん、なの。分からないじゃない…っ」
「分かるさ！ずーっとAちゃんを見てきたんだよ。他の男に攫われないように、大事にね。…いやぁ、でもびっくりだわ！まさか近くにいた奴に横から掻っ攫われるなんて！」
ドンさんは笑った。
でも泣いていた。
私は、どうしたら良かったの？
「だからさぁ、もう我慢の限界だったんだよ。
俺も、ぺーさんも鉄塔さんも。」
「ごめんなさ、ごめん、なさい…」
Aちゃんのこと、一生大事にさせて
「ごめんなさい、ひろたかくん」
*お久しぶりです。スカビオサの花言葉は不幸な恋などなど…
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あさひ(プロフ) - そらさん» そらさまこんばんは！コメントありがとうございます！続編希望ありがとうございます、拙い話ながら好きと言って頂けて嬉しいです！一応、遅くはなりますが作ろうかなと考えておりますので、お待ち頂ければ幸いです！ (2019年10月14日 20時) (
レス) id: 5014320719 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - こんばんは！ぜひとも続編お願いいたします、、！！！あさひさんの書かれるお話が好きなのでどうか、、！！ (2019年10月14日 17時) (レス) id: 94bc02c47a (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - ましゅさん» コメントありがとうございます！毎晩ですか！ありがたいです〜！これからもゾワゾワ出来るドンさんを提供したいと思っていますので、良ければまた見に来てやって下さいませ〜！！ (2019年7月21日 21時) (レス) id: 5014320719 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - あさひさんの書かれる（特に）ドンさんが大好きです...(*´∀`)多くを語らずとも、行間で心の揺れや状況が伝わってきてゾワゾワします。毎晩更新を楽しみにしてお邪魔しております...どうか無理なく楽しく続けられますよう、一ファンとして応援しております！ (2019年7月21日 0時) (レス) id: c17b8e2d3c (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - そらさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けて嬉しいです…！そうなのです、心の中ではこんな感じの人では？と言うか希望から出来たお話でした！良ければまた見に来てやって下さいませませ〜(^^) (2019年5月22日 18時) (レス) id: 406d7cd103 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさひ | 作成日時：2017年10月28日 19時
