幽霊船の日常をのぞいていきませんか？

19話 ページ20

志「なんでやぁ！土下座までしたのに！！」


『……志麻さんの痛かった。嫌い。ぜったい、近寄んない。』




ふいっと目を逸らして言うと浦田さんが涙目になりながら笑っていた。




浦「まーしぃ、きら、嫌われてるぅーっっ！あははっっ」



耳元で高笑いする彼はきっと悪魔そのものだ……





坂「まーしぃも俺と仲間入りやね！嫌われる組！！」


志「嬉しそうにすんな、お前ー！」


セ「はいはい。嫌われてるお2人は1回部屋から出ましょかー？」






センラさんがいとも簡単に首根っこを掴んで2人を廊下へ放り投げる。



いだっ！っと言う声が聞こえてみんな出て行ってしまった。





残っているのは私と浦田さん。




浦「はぁ。やっと静かになった…」



私も同感です。



浦「という事で。Aこれ付けて？」



私も同感でs、、、、同感じゃない、ですね……









『…お断り、する。そんなの付けない』




浦「えー。でもこれ、決まりだもん。

怪物の餌です、って分かるように鎖で繋いどくの。」




『ごはんじゃない。……((がしゃん！

…浦田さん、聞いてる…？』




浦「おーし。これでご飯みたいになったねー！

…俺はまーしぃみたいに酷いことしないし、坂田よりもしっかり理性あるよ？

安心して餌になれよ〜」





人の足に枷をつけてなんて事を笑顔で吐くのでしょう……








『…浦田さんも嫌い！』

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