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天才3 ページ4

私はあの日、 零くんに拾ってもらい 育てて貰っている




簡単にいえばペットと飼い主の様な関係だけれども
私は彼に対して有益な…今となっては なくてはならないプログラムを渡した




そしてその対価として、彼は私に平穏な日常を約束した




ペットと飼い主から、対等な関係に発展した私たち




そうなったからこそ、距離のとり方や踏み込んではならない一線が曖昧になりつつある




親子、兄妹、友人、恋人、敵、仲間、上司、部下、…そんな言葉で説明ができたらどんなに楽だったか






「別に、全部零くんがやってたら効率悪いし…お世話になってるしね」






降「…そうか」






それから学校に着くまで、私たちは一言も話さなかった



別に居心地が悪い訳じゃない、気持ちのいい沈黙が流れていた





















「送ってくれてありがとね。
あ、サーベラスの調子悪くなったらすぐに連絡してね」



降「あぁ、分かってる。
それより、お前がプログラムしたセキュリティソフト…名前付けるのはいいけど何で『サーベラス』なんだ?」


「零くん知らないの?地獄の番犬、ケルベロス。
ラテン語読みはケルベルスで、英語読みではサーベラスなんだよ」



降「なるほど、お前らしい。…ヘラクレスが現れないといいな」





意地悪な顔を浮かべて からかってくる零くんに軽くパンチを入れてから 車を降りて手を降る


零くんは手を振り返してから警察庁の方へと車を走らせて言った







「さてと、新しい学校。これから何が起こるかな?」

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アトラ - 毎回最後に次更新する曜日を書いてほしいです。スマホを頻繁に見れないので………この小説とても好きです。これからも頑張ってください! (2018年7月19日 20時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - コメント失礼致します。メンテナスではなくメンテナンスの間違いではないですか? (2018年7月14日 23時) (レス) id: 4e4bc357c1 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 私は天才を飼っているのパクリ? (2018年7月13日 23時) (レス) id: 7bb49748f0 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - か、かざ、みん? (2018年7月13日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ふるるさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年7月12日 22時) (レス) id: 2abdb9aba5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月10日 18時

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