天才10 ページ11
降「ただいま」
零くんが帰ってきたのは夜中の10時30分過ぎだった
因みに零くんにしては早い方
多分、お昼に進まなかった分を巻き戻すためにすごい勢いでやってて徹夜コースだったから、かざみん辺りが止めてくれたんだろう
「おかえりー零くん」
玄関でネクタイを緩めながら靴を脱ぐ零くんから仕事用鞄を受け取り、一足先にリビングへ向かう
降「今日は…オムライスか」
「うん、あとは包丁で切れ込みを入れてデミグラスソースかけるだけ
すぐ出来るから着替えて待ってて」
家事は分担制で、時間の無い零くんは皿洗いや部屋の掃除などを中心に
私は炊事と洗濯をメインにやっていて
今朝みたいに零くんが朝ごはんとお弁当作ってくれることもたまにある
私的には零くんの作るご飯は美味しいから当番交代してくれても構わないんだけど…
零くんは結構な凝り性みたいで、自分の
前日から仕込みとか当たり前にやっちゃうから仕方なく私が担当している
降「いただきます」
「召し上がれ」
私も年頃の女の子な訳で、零くんと一緒に夕飯食べたいけど時間的にやばいので お茶だけ
降「今日、メンテナスにいつもよりも時間かかってたけど何かあったのか？」
「え？あぁ、ちょっとね…外部からアクセスしてきた奴が残してった嫌がらせのトラップに引っかかっちゃって」
あれほんとにムカついた
「ま、久々に骨のある奴で楽しかったけどね」
降「どうせ相手のパソコン逆探知して特定したんだろ？お前らしいけど…その…大丈夫か？」
零くんが心配しているのは頭を必要以上に使ったために起きる副作用の事だろう
「多分、ダメ。今日は寝れないかなぁ」
へへっと苦笑いを零すと、眉間にシワを寄せて悲しそうな顔をする零くん
降「後でちゃんと俺の部屋に来いよ」
「いや、零くんも寝てないでしょ？毎回零くんの手を煩わせる訳には…」
降「俺が！……俺が、そうしていたいんだ。…頼むよ」
ダンッと机を叩き、悔しそうに顔を歪める零くん
「そんな言い方されたら断れないじゃん…」
大丈夫だって強がって見せるけど、本当は誰かの体温に触れてなきゃ死にたくてたまらなくなる
なんだかんだ言って、零くんには助けられっぱなしだった
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アトラ - 毎回最後に次更新する曜日を書いてほしいです。スマホを頻繁に見れないので………この小説とても好きです。これからも頑張ってください！ (2018年7月19日 20時) (
レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - コメント失礼致します。メンテナスではなくメンテナンスの間違いではないですか？ (2018年7月14日 23時) (レス) id: 4e4bc357c1 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 私は天才を飼っているのパクリ？ (2018年7月13日 23時) (レス) id: 7bb49748f0 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - か、かざ、みん？ (2018年7月13日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ふるるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年7月12日 22時) (レス) id: 2abdb9aba5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2018年7月10日 18時
