朝顔は上を向く

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BlueSide.


それから、後で知ったことだけど、マネージャーはメンバーに言わなかったらしい。



「…ねぇ、俺の病気、言う？」



ﾏﾈ「んー、翔太が言いたいなら言えばいいけど、この傷は言わないよ？」



「…。なんで？」



ﾏﾈ「この傷は誰のせいでもない。翔太はやってない。」



「でも、バレるかも…」



ﾏﾈ「その時はその時で説明すればいいよ。だれも翔太の事を責める人なんていない。」



それから、俺の罪悪感を背負う日々が続いた。



白「え！ちょっとその傷どうしたの！？」



ﾏﾈ「あはは、ちょっと転んでね笑」



桃「あらぁ、随分派手にころんだのねぇ…痛そう…」



ﾏﾈ「あー、全然！大丈夫！」



みんなが心配する中、俺はなかなかマネージャーの近くに行くことができなかった。



思わず、怖くて外に逃げた。トイレへ駆け込んで、腕を噛んだ。



こんな痛み、マネージャーが受けているような痛みとは比にならないだろう。



でも、自分へのバツとして。



でもこういうときにやってくる。



コンコン。



赤「翔太？いる？出ておいで。」



昔から聞き馴染みのある声に俺は飛びついた。



「…りょうたぁ…」



涼太は何があったか聞かない。もうわかっているのか。それとも…



赤「ほら、マネージャー探してるから。戻ろっか。」



こうした日々を過ごしていた。



毎日毎日罪悪感を背負って、ストレス溜めて、殴って、



悪循環だった。



でも、良くも悪くもそんな悪循環に終止符を打つ出来事が起きる。



良くも悪くも。

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