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【番】 *もしも原作のあのクリスマスのシーンに主人公がいたら* ページ4

今日は子どもたちにとって大切な日
そわそわととある人の訪問を楽しみにしている
そうサンタさんを
そのサンタさんに今オレたちはなっています

祐希「はぁ。なんでこんなことしなきゃいけないの?」

悠太「ツリー倒したの祐希と千鶴だよね。オレの方がどうしてこんなことしなきゃなの?だから。」

祐希「オレは悪くありませんー。千鶴が暴れるのが悪いんですー。」

悠太「・・・はぁ。」

ビデオを見てまったりと過ごす予定が、大幅に変更されてしまった。
ツリーに引っ掛かった女の子の風船を取ろうとして祐希と千鶴がそのツリーを倒してしまったからだ。
まあ、2人だけが悪いのではないのだが。
オレもあきらさんのあの登場には驚いたし。

祐希「はぁ。」

悠太「祐希、こっちが悪いんだから、ちゃんと働かなきゃ。」

祐希「・・・はーい。」

倒してしまったツリーを直すのは要と春。
子どもたちに梯子を揺らされて危なかしい。

千鶴はオレらと同じようにお菓子を配る係だけど、子どもたちに髪の毛で遊ばれていてお菓子が一向に減らない。
あきらさんはそれを横でニコニコと見ている。

それに比べるとオレらはましだと思う。

祐希「ねえ、悠太。」

籠のお菓子が2杯目にはいった頃、祐希がオレの袖を引っ張った。

悠太「ん?」

祐希「あれさぁ、Aじゃない?」

悠太「え?・・・ホントだ。」

向かいのケーキ屋にいるのはどう見てもAだった。

祐希「連絡きてないよね?」

悠太「きてないよ。」

年に2・3回はこちらに戻ってくるが、そのたびに連絡はきた。
今回は忘れていたんだろうか。

祐希と疑問に思っていたら、Aの姉である瑠璃が気付いて、Aの肩をたたきこちらに向かせた。
気付いたAは人を避けながら急いでやって来た。

あ『悠太!祐希!久しぶり。どうしたのその格好。』

悠太「久しぶり。まあ、ちょっとね。」

祐希「Aこそどうしたの?」

あ『あー、お兄ちゃんがね、電車乗り間違えたらしくて迎えに。ついでに2人の家お邪魔しようと思ってケーキ買ってた。』

ほら、と手に持っていた箱を見せる。

悠太「ありがとう。でも、今は・・・」

あ『あー、忙しそうだもんね。いいよ。これゆうママに渡しとくね。』

祐希「ありがとう。」

あ『いいえ。あ、お邪魔しちゃってごめん。じゃあ、お兄ちゃん迎えに行くから。』

悠&祐「またね。」

人ごみに紛れていく彼女の背中を見送る。
そうして、オレらはまたお菓子を配り始めた。

7きゅう *出発*→←7はち *2学期開始*


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ブラックcat - 続き~ (2014年4月28日 10時) (レス) id: aa91ae2f2f (このIDを非表示/違反報告)
水憐 - ユノさん» コメントありがとうございます。私生活の方が落ち着いてきましたので、そろそろ更新します。 (2014年3月23日 17時) (レス) id: 76bb0d5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
水憐 - うさぎりんごさん» コメントありがとうございます。たいへん長らくお待たせしました。更新しますね。 (2014年3月23日 17時) (レス) id: 76bb0d5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 楽しくよんでますっ! 更新待ってます!がんばってくださいっ(`∇´ゞ (2014年1月23日 3時) (携帯から) (レス) id: 703de02883 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎりんご(プロフ) - 水憐さん» 凄い面白いです!更新まってます(^^)! (2013年11月22日 22時) (レス) id: a5e67d36ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水憐 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2012年10月21日 21時

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