7はち *2学期開始* ページ3
2学期
まだ夏の名残りのある日差しの中、ボクらは登校する
千鶴「しっかし、9月だってんのにあっついね〜。」
いまだにギラギラと輝く太陽を眩しそうに見上げながら千鶴が言う。
祐希「毎年思うけど、もうちょっと夏休み欲しいよね〜。」
全国の学生のほとんどが思ったことがあるであろう切実な願いだ。
春「まあ、まだ夏休みが明けて1週間ですからね。これから涼しくなりますよ。」
悠太「そういえば今日だっけ?テストの結果でるの。」
千鶴「うげっ。」
あ『うん、今日だよ〜。』
要「つっても張り出されんの昼だろ?」
祐希「あー、やだやだ。どうして大人はこう何でも優越をつけたがるのかね?」
春「ボク、古典でケアレスミスをたくさんしてしまったんですよ〜。」
千鶴「春ちゃんも?しかもオレ、今日追試なんだよね〜。」
はあ、とため息をつく3人。
だんだんと歩く速度が落ち、遅れを取る。
要「追試は自分の責任だろーが。」
悠太「でも、今回は古典と科学だけなんでしょ?いつもより少ないじゃん。」
あ『祐希と春は追試ないしね。春は今回英語よかったんでしょ?なら大丈夫だって。』
こちらは余裕があるようで。
残り1週間をテスト勉強に捧げただけあります。
千鶴「うぅ〜。余裕があって羨ましいですなぁ。こんちくしょー!!」
わー!!!と叫びながら学校まで走りだした千鶴。
ビュンと通り過ぎていったのは同じく登校中の茉咲と妃奈の横。
茉咲「・・・何あれ・・・」
妃奈「速っ!!」
ポカンと走り去っていった千鶴の背中を見る茉咲と、あんぐりと口を開け、大げさなリアクションをとる妃奈。
2学期に入ってから一緒に登校するようになったらしい。
妃奈「あ!先輩たち、おはよーです☆」
茉咲「お、おはよう。」
こちらに気づきそれぞれの言葉で挨拶をする。
あ『おはよー。』
春「おはようございます。」
悠太「おはよう。あ、ねえ祐希。あれ松下くんじゃない?」
祐希「ん〜?ホントだ。あ、戻って来た。」
1つ先の曲がり角にいた松下くん。
走って帰って来た千鶴に何やらからまれている様子。
一言二言話したのち、千鶴が松下くんを引っ張って来た。
千鶴「ぜーっはーっ。た、ただいま!」
要「ったく、お前は。迷惑かけんなっ!」
バコンと頭をたたかれる。
千鶴「った!!」
祐希「松下くん、おはよー。」
隆之介「ぉ、おはようございますっ。」
あ『大集合だね〜。』
楽しい2学期になりそうだ、とAは思った。
【番】 *もしも原作のあのクリスマスのシーンに主人公がいたら*→←7なな *第3章プロローグ*
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ブラックcat - 続き~ (2014年4月28日 10時) (レス) id: aa91ae2f2f (このIDを非表示/違反報告)
水憐 - ユノさん» コメントありがとうございます。私生活の方が落ち着いてきましたので、そろそろ更新します。 (2014年3月23日 17時) (レス) id: 76bb0d5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
水憐 - うさぎりんごさん» コメントありがとうございます。たいへん長らくお待たせしました。更新しますね。 (2014年3月23日 17時) (レス) id: 76bb0d5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 楽しくよんでますっ!
更新待ってます!がんばってくださいっ(`∇´ゞ (2014年1月23日 3時) (携帯から) (レス) id: 703de02883 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎりんご(プロフ) - 水憐さん» 凄い面白いです!更新まってます(^^)! (2013年11月22日 22時) (レス) id: a5e67d36ce (このIDを非表示/違反報告)
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