君と僕。 〜僕らとあの子〜 part3

８よん　＊気になる話＊ ページ13

※今回は男性陣は出演しません
※もっぱら主人公とクラスメイトの会話となっております
※ご了承ください

−−−−−

時は過ぎ、１日目の夜。
只今、お風呂の時間です。
隣ではばんざーいと叫んでいたり、春が筋トレしたら合成写真だとか、悠太の背中にほくろがあるだとか、なんやらありますが、ここでは女の子の方でのお話です。

莉紗「あ〜、良いお湯〜。」

あ『疲れが吹っ飛ぶねぇ〜。』

莉紗「ホントねぇ〜。」

あ『やっぱ、大きいお風呂はいいね。』

莉紗「そうね。足伸ばせるから楽でいいわ。」

若干、おばさんくさいのが２名。
周りが騒いでるのを横目に、のんびりとお風呂を満喫しております。

あ『ねえ、莉紗。最近、健くんとはどう？』

莉紗「あー、別に何もないわよ。先週、あいつが修学旅行だったから会ってないし。まあ、次の休み遊ぶし、今度のテストは勉強会することになってるけど。」

あ『お！じゃあ、これ終わっても楽しみが待ってるんだ〜。いいねぇ。』

莉紗「まあね。」

たんたんと話しているが、莉紗はかなり嬉しそうな様子。
口調からは感じられないが、表情は幸せそう。

莉紗「そういうAはどうなの？あの双子、どう思ってる？」

あ『悠太と祐希のこと？』

莉紗「そう。てか、その２人しかいないでしょ。」

あ『それもそうだ。えー、どうって言われてもねー。』

いつの間にやら、周りが少し静かになっている。
この話が気になるのだろうか、聞き耳をたてている。

莉紗「ぶっちゃけ、どっちが好みよ？」

あ『え、マジで言うの？恥ずかしいじゃん。』

莉紗「ほらほら、言いなさいよー。」

女１「私たちも聞きたいな〜。」

女２「桃山さん、どっちが好きなの？」

あ『え、いや、どっちって、どっちも好きですが。』

女１「えぇー、言っちゃおうよぉ。私はね、祐希くんかな〜。」

女３「いやいや、悠太くんでしょ。」

女２「えー、祐希くんだよー。」

という感じに、【悠太派、祐希派、あなたはどっち派？】会議が始まってしまった。

莉紗「A、今のうちに出るよ。」

あ『う、うん。』

皆の気がそれたうちに脱出。
さっさと退散する。

莉紗「で、どっち？」

あ『え、まだ続いてたの？』

莉紗「もちろん。で？」

あ『・・・莉紗は？』

莉紗「ワタシ？兄派。まともだから。」

あ『ワタシも・・・かな。」

莉紗「あら。」

あ『内緒ね！内緒だからね！』

莉紗「ふふー、分かったわ。」

あ『絶対だからね！』

８ご　＊おいてくなんて＊→←＊Dankie　２０００hit＊

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