君と僕。 〜僕らとあの子〜

なな　＊訪れる夏＊ ページ9

春は過ぎ夏が来た

６月
梅雨入りはまだだがが、最近はよく降る
今日は運よく晴れ

太陽はギラギラ輝き
ミーンミーンと気の早い蝉が鳴く
こんなに暑いのに・・・

千鶴「プール開きまだ〜？」

東「ごめんね。後１週間の我慢だから。」

祐希「世間はプール開きだ、海開きだと騒がれてるのにねぇ。」

千鶴「不公平ですよねぇ。」

祐&千「プール開きしましょうよ〜。」

要「しつけえよ！！」

彼らは暑い暑い気温に耐えていた。

あ『もう少しだからさ。ね、我慢して。』

悠太「Aは我慢できるんですか〜。この暑さに耐えられるんですか〜。」

あ『いや、そりゃきついけど。』

千鶴「よしっ、プールに入ろう。」

要「何が「よしっ」だ！！」

東「それは流石に許可できないな。あっ、そうだ。プールじゃなくて悪いけど水族館のチケットあるからあげるよ。気分だけでも涼んでおいで。」

春「東先生・・・」

全「ありがとうございます！！」

−−−−−

かくして東先生から水族館のチケットを手に入れた一行。

春「いいんですかね？」

あ『いいんじゃないかな。まあ、周りから見たら贔屓に見えなくもないけど。』

善意からというのは分かっているのだが、先生からということで少し不安もあるらしい。

悠太「東先生だしそんな噂はたたないよ。」

千鶴「ねえねえ！！そんなことよりさ、いつ行く？今から行っちゃう？」

心配は無用なようである。
楽しみができたという気持ちから暑さは吹き飛んだようだ。

あ『流石に今日は・・・』

春「なら、日曜日はどうですか？」

全「さんせー！」

要「じゃあ、１０時に駅前でいいか？」

千鶴「いやいやそこは９時に集合して開館同時にGO！でしょ。」

祐希「９時に駅前で決定〜。」

あ『イエ〜イ。』

要「勝手に決めんな！」

☆★☆★☆

ピーンポーンパーンポーン♪

季節は完全無視で行くことにしました。Going my awayします。

はい。今回、東先生初登場でした〜。
なんか違う。いい先生なのに。

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