２ろく ＊1つ目のピリオド＊ ページ34
《それでは最後の種目、全校生徒によるフォーク・ダンスです。》
アナウンスのあと少し間をおいて音楽が流れ出した。
終わったぁって気持ちと達成感が心に広がる。
その片隅に体育大会に関係のない気持ちも生まれていた。
どんな感情かは知らないけど、関係ないことは確かだ。
ボーとしながら何度も踊った踊りを繰り返す。
春なんか女子の列にいる。
聞いたら数合わせだって言ってた。
気付いたら千鶴と踊り終わっていて、ふらふら〜と2年生の方に行くのが見えた。
そう言えばさっきなんか言ってたなぁ。
たぶん「メリーんとこ行ってくる」みたいな感じだろう。
えっと、千鶴の次は
祐希「何ボーっとしてんの？転ぶよ？」
ああ、そうだ。
祐希だ。
あ『別に。なんか疲れちゃったんだよねぇ。』
祐希「オレも。応援団とかすっごい疲れた。もう絶対やんない。」
あ『まぁ、いいじゃん。カッコよかったよ。って、これ戻って来た時と同じ会話じゃん。』
祐希「そうだっけ？なんも覚えてないや。」
あ『お疲れぇ〜。あっ、移動だよ。じゃっ。』
応援のときの距離感はなんだったんだ？っていうくらいいつもの祐希だった。
で、またボーっとしてたら要の足踏んで怒られた。
公衆の面前だったから短かったけど、解散の後、何言われるか。
悠太「大丈夫？ずっとボーっとしてたけど。さっきも要の足踏んでたし。知らない人だったら気まずいよ。」
あ『ばれてた？いいの、いいの。要だから。ま、他の人は踏んでないんだし。』
悠太「後で謝っときなよ？」
あ『はーい。』
またまた気付かぬうちに悠太が来ていた。
どんだけボーっとしてんだよ。
あ『そういえばさっき踊ってたのって、高橋さんでしょ？』
悠太「え？あ、そうだけど・・・もしかして祐希あたりに聞いた？」
あ『千鶴に聞いた。元カノなんだって？なんか、言っていいのかわかんないし、だからなんだって感じなんだけど・・・まだ好きなの？』
悠太「さぁ？もともとすごい好きだって感じで付き合ったわけじゃないし、未練もないよ。」
あ『そう。』
ん？
なんかスッとしたぞ？
悠太「なにホッとした顔してんの？オレ、そんなかわいそうな人に見えた？」
あ『ううん、違うよ。なんかごめん。』
悠太「気にしなくていいから。じゃあ、行くね。」
あ『うん。』
なんだか変な感じで最初で、最後の体育大会が終わった。
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アンナ(プロフ) - はじめまして！すごくおもしろくて、とにかくすごかったです！私も一応書いていますけど才能ないので（（これからも楽しみです♪頑張ってください！ (2012年2月21日 22時) (
レス) id: 205fc108fb (このIDを非表示/違反報告)
キョウコ - 見たい！見たいで〜〜〜す♪♪書いて書いて！！！！！！！ (2012年2月3日 19時) (レス) id: c77cde68cb (このIDを非表示/違反報告)
ノイチゴ - ああああ！！！！泣かんといてー！！あと2話で次いくからそしたらすぐ書くね！！ (2012年2月3日 19時) (レス) id: f6ce2917a5 (このIDを非表示/違反報告)
ＲＥＤ - ノイチゴさぁぁぁぁあぁぁん！！お願いします！！（TAT~)……。ホントにバカの極みなんです（泣）……。親に次のテストがダメだったら…アニ禁……。 (2012年2月3日 18時) (レス) id: 759441169d (このIDを非表示/違反報告)
ノイチゴ - やったー！！７７７７hit見れたぜ☆いいことありそう♪(単純な人でごめんなさい) (2012年2月3日 16時) (レス) id: f6ce2917a5 (このIDを非表示/違反報告)
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