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「知らないARMYの方たちの方がほとんどだと思うので、ユンギヒョン、Aさんが誰なのか紹介してください」
「え?紹介すんの?」
「ちゃんと言わないとARMY達が探し回って別の人に影響がでるかも知れないから、ちゃんと言った方がいいです」
「ああ、なるほど……」
ナムジュンが耳元に手を当てながら放送に乗らない小声でそう言ってきた。
確かに、ARMY達なら必死になって調べあげるだろう。
間違った情報が拡散してしまう恐れもある。
そうなった場合、俺たちだけではなく他の人にも迷惑がかかる可能性がある。それだけは避けろということだろう。
やっぱり、ナムジュンはリーダーだなと改めて感じた。
「Aは俺の中学時代からの友人なんです。唯一今も連絡を取り続けてる人です」
「実はAさんも音楽を作る方で、デビューして初期の方のアルバムに何回か参加してもらったことがあります」
「あー、そういえばそうだったな」
まだ俺たちがデビューして間もない頃、音楽を作れるのが俺とナムジュンしかおらず、負担がとても大きかった。
もちろん事務所も協力してはくれていたが、当時はまだ極小さな事務所で、有名な作曲家やプロデューサーに楽曲制作の依頼を頼むことなんて到底無理だった。
そんな時にAは俺の相談に乗ってくれたり、編曲を手伝ってくれたりした時期があった。
「僕たちのアルバムでは＆saltyって名前で参加してくれてるので、昔のアルバムのクレジットを見てみてください。……おっと、マネージャーに呼ばれたので一瞬失礼しますね」
ナムジュンはそういうと、スマホに入ったマネージャーからのカトクの連絡を見て、すみませんと画面に1度お辞儀をすると部屋を出ていった。
また俺一人になり、何を喋ろうか画面を見る。
色んな言語が流れていく中、ARMY達はAのことが気になったらしく、どんな人？やBTSの曲は何を作ってくれたの？など色々な質問が来ていた。
これはどうしたものかとしばらく画面を眺めていると、突然ジャケットのポケットに入れていた個人用のスマホが震え始めた。
放送中だからもちろん出るつもりは無いが、念の為誰からかかってきたかを確認するため、スマホを取り出して画面をみると、そこにはAの名前が表示されていた。
あ、Aからだ。そう思った時には俺は無意識に通話ボタンを押し、スマホを耳に当てていた。
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萩焼(プロフ) - 楓。さん» 楓。様コメントありがとうございました。面白いと言っていただけて本当に嬉しいです。番外編の連載が始まりましたのでこちらも読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。 (2022年4月17日 16時) (
レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
萩焼(プロフ) - タピさん» タピ様コメントありがとうございます。R18になりますが続編始まりました。もし良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです。 (2022年4月17日 16時) (レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
タピ - すいません続編出たら教えてください (2022年4月11日 23時) (レス) @page50 id: 19cea763d0 (このIDを非表示/違反報告)
楓。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とってもおもしろくて、大好きなお話です！！更新がすごく楽しみで、毎日早く夜にならないかなーと思っていました() 番外編も楽しみにしてます！！素敵なお話をありがとうございました。 (2022年1月27日 0時) (レス) id: eb82cc5865 (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます！そして素敵なお話をありがとうございました(*^^*)砂糖率高めなユンギとの番外編が今から楽しみです！ (2022年1月25日 23時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萩焼 | 作成日時：2022年1月16日 12時
