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「こ、こんばん――」
「おー、A!!お前の親友がかえったぞぉ!!」
「うわっ、酒臭っ」
玄関の扉を開けるなり、いきなりユンギが俺に向かって抱きついてきた。
ひどいアルコール臭と見たことの無いハイテンションな様子を見て、ひどく酔っ払っているのがすぐに分かった。
「すみません。実は3人で久々に飲んでたんですが、飲みすぎてしまったみたいで……」
「ユンギヤのやつ、途中からペースが急に上がったんだよ!明日休みとはいえこんな飲み方したら明後日まで響くぞって言ったのに止まらなくて……」
「あー、俺ヒョンより酒強いですよ?大丈夫って言ってるじゃないですか」
発言だけ聞くと酔ってないように聞こえるが、顔は薄ら赤いし目なんてもう半分寝かかってるのか完全に目を閉じている。
頼むからここで寝るのだけは勘弁して欲しい。
ユンギの方が体格がしっかりしているから、ベッドまで連れてくのが大変なのが目に見えている。
「2人は大丈夫ですか?もう遅いですし、明日休みなら泊まっていきますか?……って、家主じゃない俺が聞くのも変な話ですけど」
「ヤー、A君。君ってば気が利くんだね!!正直もう家に帰るの面倒だなって――「ヒョンは絶対に駄目だ。帰って」なんで!?」
もう22時過ぎだし、2人もユンギほどではないとはいえ酒も入っている。
何かあったら大変だろうし、ユンギの家にはゲストルームも一部屋あるから2人くらいなら全然泊められる。
だから2人に泊まっていくか聞いたのだが、さっきまで眠そうだったユンギが目を開けて、ハッキリとした口調でソクジンさんに帰ってと言ったから正直驚いた。
「ナムジュナ、お前もだ。ヒョン連れて帰って」
「おい、ユンギ。せっかく送ってくれたのにそんな言い方……」
「あー、Aさん、大丈夫です。僕とジンヒョン、同じマンションなんですよ。それにマネージャーに車も出してもらってるのでちゃんと帰れるから安心して下さい」
「えー!!ナムジュナもさっきまで帰るの面倒くさいって言ってたじゃん!!」
「ジンヒョン、あとで話しますから今日のところは帰りましょう。Aさん、すみませんがユンギヒョンのことお願いします」
ソクジンさんは納得いってないようだったが、ナムジュン君は俺に頭を下げると、ソクジンさんを連れて本当に帰っていってしまった。
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萩焼(プロフ) - 楓。さん» 楓。様コメントありがとうございました。面白いと言っていただけて本当に嬉しいです。番外編の連載が始まりましたのでこちらも読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。 (2022年4月17日 16時) (
レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
萩焼(プロフ) - タピさん» タピ様コメントありがとうございます。R18になりますが続編始まりました。もし良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです。 (2022年4月17日 16時) (レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
タピ - すいません続編出たら教えてください (2022年4月11日 23時) (レス) @page50 id: 19cea763d0 (このIDを非表示/違反報告)
楓。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とってもおもしろくて、大好きなお話です！！更新がすごく楽しみで、毎日早く夜にならないかなーと思っていました() 番外編も楽しみにしてます！！素敵なお話をありがとうございました。 (2022年1月27日 0時) (レス) id: eb82cc5865 (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます！そして素敵なお話をありがとうございました(*^^*)砂糖率高めなユンギとの番外編が今から楽しみです！ (2022年1月25日 23時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萩焼 | 作成日時：2022年1月16日 12時
