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話もそこそこに早速曲についての打ち合わせが始まり、俺が作ってきた歌詞を3人に見せる時がやってきた。
「…………」
「…………」
「…………」
「ど、どうですかね……?」
手渡した歌詞の書いている紙を3人が真剣な表情で見つめる。
俺の問いかけにも答えてはくれず、無言がしばらく続いた。
「……A君」
「は、はい」
「すごくいいよ。想像以上で正直驚いてる」
「ほ、本当ですか!?」
話にならないと突き返される可能性も全然ある。
初めてやることだし、作り直すのも覚悟していたのに、意外にも真逆の反応が返ってきた。
「Aさん、本当に作詞初めてなんですか?」
「もちろんですよ!!」
「歌詞がすごいドラマにマッチしてるし、この内容ならドラマ抜きで曲だけ聞いても、1度でも恋愛したことある人ならすごい共感できる内容だと思う」
「あ、ありがとうございます!」
監督だけじゃなくてプロデューサーからも絶賛されて、本当に嬉しかった。
よかったとほっとして胸を撫で下ろすと、IUさんが意味深な笑みを浮かべて俺を見てきた。
「こんな歌詞を書けるなんて、素敵な恋愛経験があるんですね」
「いや、全然ないですよ!!これだって本当は久々に再会した親友に向けて書いた歌詞なんです」
「え!?そうなんですか!?」
「いやいやいや、これは完全に恋してる女の子の目線の歌詞じゃないか」
「ですよね?こんな歌詞、親友に対してかけないですよ!!この『連絡はしていたけど、久しぶりに再会した君。昔と変わらないって言ったけど、本当は嘘。かっこよくなってたけど、照れくさいから黙ってた』とか、自分が相手の女の子に思ったのを女の子目線で書いたんでしょ?」
プロデューサーと監督が俺の歌詞を見ながら2人してここが胸きゅんするだとか、ここは完全に恋する女の子の目線で書いてるとか、おじさん2人が盛り上がり始めて、IUさんも私もここの歌詞が、なんて3人で話し始めた。
3人の会話に入れる隙間がなかったのでとりあえずしばらく無言で聞いていた。
確かに、書き手と聞き手が必ずしも同じ解釈にならないこともあるとテヒョン君が言っていた通り、俺がユンギに書いた曲は見事に恋愛の曲へと変化した。
でも、他人から見たらここまで恋愛の歌詞に見られるのはなんだか不思議な気持ちだった。
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萩焼(プロフ) - 楓。さん» 楓。様コメントありがとうございました。面白いと言っていただけて本当に嬉しいです。番外編の連載が始まりましたのでこちらも読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。 (2022年4月17日 16時) (
レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
萩焼(プロフ) - タピさん» タピ様コメントありがとうございます。R18になりますが続編始まりました。もし良ければこちらも読んでいただけると嬉しいです。 (2022年4月17日 16時) (レス) id: 8f6d7b7d92 (このIDを非表示/違反報告)
タピ - すいません続編出たら教えてください (2022年4月11日 23時) (レス) @page50 id: 19cea763d0 (このIDを非表示/違反報告)
楓。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とってもおもしろくて、大好きなお話です！！更新がすごく楽しみで、毎日早く夜にならないかなーと思っていました() 番外編も楽しみにしてます！！素敵なお話をありがとうございました。 (2022年1月27日 0時) (レス) id: eb82cc5865 (このIDを非表示/違反報告)
慈雨 - 完結おめでとうございます！そして素敵なお話をありがとうございました(*^^*)砂糖率高めなユンギとの番外編が今から楽しみです！ (2022年1月25日 23時) (レス) id: 0183a2a79f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萩焼 | 作成日時：2022年1月16日 12時
