°「 月見 」 ページ28
銀ちゃんは今日が十五夜だってこと、絶対知らない
ふふふ、知らなかろうと思って私が準備しておいたのである!
まずはぁ!ススキを数本花瓶に入れて!
そしてこの日のために食べる分+お供え分の月見団子を買っておいた!
そして最後に!月見酒!
あとはキャンドルとか雰囲気良さそうなやつたくさん飾っておいた!
それに神楽ちゃんたちには悪いけど、新八くんの家に行ってもらうことにした。ごめんね、いつも
そして今、銀ちゃんが夕方くらいから出かけていて、私しかいないこの状況
飾り付けろと言わんばかりのアレじゃないか!
てことで!飾り付けるぞー!
私は銀ちゃんがいつ帰ってきてもいいようになるはやで準備をした
するとガラガラと万事屋の扉をあける音がする
私のテンションは最高潮
「たでーま」
「銀ちゃんっ!おかえりなさい」
思わず出迎えてしまうほどに
「?Aなんか様子がおかしいぞ」
変なものでも食べたんじゃないか、そう言われたけど仕方がない
だって久々の二人っきりだもん
神楽ちゃんたちが邪魔だったってわけじゃないけど、なかなか二人きりにはなれなかったから、さ
「銀ちゃん、今日はね、十五夜なんだよ、美味しいもの沢山作ったし、月見団子も月見酒もあるの!一緒に食べよ!」
「…あー、だからそんなにテンション高ぇのか……ふっ、可愛いことしてくれるじゃあねぇか」
そう言って私の頭を撫でる
頬が赤く染まるのを感じる
「あ、ほ、ほら!早く食べよ?」
「そうだな、今夜はお月見だ」
「じゅーうーごーやーおーつきさーまー」
「A、酒ついでくれ」
私が楽しく歌っているともう席に座っている銀ちゃん
「あ、うん、ちょっと待ってね」
私はこのために買っておいたお酒を出す
そして銀ちゃんの横に座る
「おっ、とっと」
「ん、さんきゅ」
すると、銀ちゃんがAも、と言って私のお猪口にも入れてくれた
「ありがとう」
「うし、それじゃ」
かんぱい
2人同時に言う
お月様なんて普段なかなか見ないからな、いつも下ばっかり見てたから
こんな綺麗だったなんて
「銀ちゃん、お団子も食べてよ」
「ん、あぁ……あ」
突然ににやり顔へと変わる銀ちゃん
嫌な予感が…
「食わせてくれよ、口移しで」
そう言うとほらほらぁ、って煽ってくる
絶対楽しんでやがる!
それはさすがに恥ずかしすぎるって…!!
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なつき - 一話目から一気に読みました!もう、すごく面白かったです!楽しい小説ありがとうございました!応援してます! (2019年12月27日 13時) (レス) id: 0d6f6a630f (このIDを非表示/違反報告)
神葉 - お月見編、、、、とっても良いお話ですね!!楽しかったです!特にリクエストはありません。作者の方に苦労させてはいけませんからね。偉そうにすいません!! (2019年10月19日 19時) (レス) id: 9b2847d2a0 (このIDを非表示/違反報告)
lazuli(プロフ) - 書いて下さってありがとうございます!すごく良かったです!! (2019年9月9日 7時) (レス) id: dd2f92049f (このIDを非表示/違反報告)
lazuli(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!リクエストです!銀さんと二人でのんびりお月見…とかお願いできますか? (2019年9月8日 16時) (レス) id: dd2f92049f (このIDを非表示/違反報告)
XoxoBl00d(プロフ) - 今全て拝読致しました〜!!恋歌さんが描かれる銀時最高にいいです(( これ終わると私の生き甲斐が…← 大好きです!/// これからも勝手に応援しております! (2019年9月8日 8時) (レス) id: ea837440b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:恋歌 | 作成日時:2019年8月16日 1時