【坂田銀時】あなたは今日も冷たい【銀魂】

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それから、屯所に帰り、急いでお風呂に入り、寝床につく。


まだドキドキと心臓がうるさい。


銀さんに会えたから？大事なやつって言われたから？


後者だとしても、そんなの…信じられるわけない。


今まで冷たかったくせに。


私の事見てなかったくせに。


本当に、銀さんの考えてることがわからない。


なんでみんなには冷たくないのに私には冷たいの？


分からないよ……


あ、だめ、泣かないと決めたのだから。


だから、泣かない。


これ以上銀さんのことは考えない。


考えてしまったら、またボロボロと涙を流してしまう。


無意識のうちに。


と、言っても1度そういうことを考えてしまうと、余計眠れなくなってしまう。


…全く、私の心は非常識だ。


明日も早くに準備しなければいけないのに。


そういえば餃子は全部食べてくれてるかな。


洗い物とかまだやってなかったり。


あぁ、考えることがたくさんで、パンクしそうだ。


まずは目の前のことから片付けていこう。


目の前…というか、早く寝ろってことだよね、まずは。


いや眠いのに全然寝れないし！


困るし！はぁ…


銀さん、神楽ちゃん、新八くん…


みんな、私の事探してくれてるのかな。


私がいなくても銀さんと神楽ちゃん、ちゃんと起きてるかな。


新八くん、私の料理に気づいてくれたかな。



寝ようとすればするほど、あの3人が頭を離れない。



こんなにも悲しむなんて、私は人がいいらしい。



知らないが。



「私はできる子やれる子頑張る子、よし」


私は元気がない時に、この、お母さんが教えてくれた教訓をいえば元気が出てくるよ、と言われてたので、寂しい時とか悲しい時、これを唱えている。



ねぇ、お母さん___




彼は冷たいままなのに、どうして私の心は暖かいんですか？









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