【坂田銀時】あなたは今日も冷たい【銀魂】

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「それじゃあ、出かけてきます」


3人にそう声をかけ、部屋からカバンを持ってきて、玄関へと向かう。


今日は日曜日。1週間の至福の時。


ガラッと扉を開け、外へと足をつける。


1歩1歩気をつけながら、階段を降りていく。


そして下に降りると、お登勢さんがいた。


「お登勢さん、おはようございます」


いつも通り和やかに挨拶をする。


「あぁ…Aかい、おはようさん。今日は買い出しかい？」


はい、そうですと答える。


お登勢さんには言葉に表せないほど感謝している。


「A、無理すんじゃないよ」


と言われ、泣きそうになる。


が、それを抑え、お登勢さんに会釈をしその場を去る。


ーありがとう…A…ー


あぁ、お登勢さんとあの人を重ねてしまう。


ダメダメ、今から"本人"に会いに行くんだから。


重たい足取りで目的地まで向かう。


そこへは1週間の内の日曜日のみ行っている。


頻繁に行き過ぎだと思うかもしれないが、そうでもしないと、私の心が堕ちてしまう。


まず見えてきた目的地。


花屋さん。


「おはようございます。いつもの花を…」


店員さんにそう言うと、挨拶を返しながらいつもの花を用意してくれる。


「いつもありがとねぇ。はい、これね、200円だよ」


優しい笑顔の店員さん。和やかなオーラの店員さん。


私はお金を渡し、品を受け取る。


「ありがとうございました」


そう言うとまた来週ね。と言って見送ってくれる。


そんな店員さんに会釈をし、本来の目的地に向かう。


待っててね、




今行くから、







お母さん









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