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「てことで、少しの間泊めて欲しいです」


今いる場所 : 真選組。


「何いってんでさァ、いきなりそんな事言われても困るじゃねェかィ」


目の前にいる人 : 総悟くん


いや、もう頼みの綱と言ったらこの人しかいない。


事情も知ってるわけだし、こちらにとっては好都合なのだけど……


「お願い!!少しの間でいい!なんなら、えーと、ご飯!ご飯作る!みんなの分!!だから!お願い!!」


ゴミを見るかのような目で見てくる総悟くん。


やめてくれ、そんな目で見ないでくれ。


「……はァ、近藤さんに聞いてきてやらァ」


少し不服そうだったが、中へ戻って行った。


うわぁぁあ!ありがとう、総悟くん!!


君は悪魔みたいなやつだと思ってたけど本当は天使だったんだね!!


本当に有難い!!


そう喜んでいると、真選組のスリートップ、近藤さん、土方さん、総悟くんが中からでてきた。


「よお!Aちゃん!久しく会ってなかったうちに綺麗になったなぁ!!」


「近藤さんお久しぶりです!!近藤さんも相変わらずですねぇ」


真選組隊長 近藤勲。


新八くんのお姉さん、お妙ちゃんをストーカーしているゴリラだ。

でも根はいい人だから安心できる人なのだ。


「事情は聞いたぜ…だがなァ、おめェを入れるとなるとどっかの甘党野郎がうるせェんだよ」


「大丈夫です。私、万事屋とはもう赤の他人なんで!」


いいのか、それで、と聞かれるけど、それがいいんだ。それが一番なのだ。


鬼の副長 土方十四郎。


鬼なんて呼ばれてるけど私には全然鬼に感じないほど優しい人だ。


それに、どこか、銀さんにも似て、いる…


「近藤さん、俺からもお願いしまさァ」


「お、お願いします!」


総悟くんのあとに続いて言い、頭を下げる。


「まぁ、いいんじゃねぇか?美味い飯、食わしてくれるんだろ?」


そういい、ニカッと笑う近藤さん。


あまりの嬉しさに体が震えてしまう。


「…?どうしたんでィ」


心配そうにこちらの顔を見る総悟くん。


「いやぁ…私、嬉しくて…本当にありがとうございます!」


そう言って精一杯の笑顔をする。


すると、頭に手が乗っかってきて…


「おめェは笑ってる方がいい。そのまま変わんじゃねェぞ」


言ってることは謎だが、なんだか、嬉しくなった。


頭に乗せられた手から、銀さんのことを思い出してしまうのは、まだ私が吹っ切れてないせいである。









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あい(プロフ) - 夢主を探している、ぎんさんのside見てみたいです!更新楽しみにしてます (2019年7月24日 23時) (レス) id: 6a8167697e (このIDを非表示/違反報告)
美闇 - 面白いです!頑張ってください!! (2019年7月23日 11時) (レス) id: 9b2e6e7bfa (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - これからの展開が楽しみです……!!! (2019年7月20日 23時) (レス) id: 8fe6acde2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋歌 | 作成日時:2019年7月19日 18時

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