キミとピアス ２

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ふっかから見せてもらったAちゃんの小さい頃の写真を思い返して彼女を見る



…俺達が高校生だった頃小さかった女の子がこんなに大きくなったんだと、俺はラウに対してと同じ親のような気持ちになった



でもふっかはそうじゃなかった



彼女を…本気で好きになった



何度も悩んでたけど、恋愛に年齢なんて関係ないから



彼女の気持ちも多分同じ



Aちゃんのお友達がふっかに協力してるってことは、



お友達も2人が付き合うことを望んでるはず





『……ふっか』





だったら、鈍感な2人にはいい加減お互いの気持ちに気付いてもらわないといけない



幸せに…なって欲しいから



ふっかや翔太と話しながら、ふっかから聞いたAちゃんの話を思い出していた










辰『ねぇ照ー』


『んー？』





それはまだSnowManが6人体制だった時ジュニアの時の話



振り入れ合間の休憩時間



隣で水を飲んでいるふっかがゆるっと俺に話しかけてきた





辰『高校の時にさー、俺が一緒に遊んでたっていう近所の女の子、覚えてる？』


『あー、そういえばそんな子いたね。Aちゃんだっけ。どうしたの？』


辰『そうそう。…なんかふと思い出してさ。今なにしてんのかなーって』


『知らないよ笑 俺達が高校生の時でしょ？そん時いくつなの？』





俺は体が固まらないようにストレッチをしながら聞いていた



ふっかは水の入ったペットボトルを持ったまましゃがんでボーッと天井を見つめている




辰『さぁ…小学生とかだった気がするな…』


『大分歳離れてんじゃん笑 ってことは今まだ小学生か中学生とかじゃないの？』


辰『えぇ！？まじ！？……そっか…まだ小中学か…』


『なに笑 何でそんな話すんの笑』





あー、いや、と曖昧に濁しながら頭を掻くふっか





『ねー、なに？どうしたの？』





気になって仕方なくなった俺はニヤニヤしながらふっかに詰め寄った





辰『……どんな大人になんのかなーって、思って、さ…』


『……………親戚のおじさんじゃん』


辰『……否定は、しないっ……』


『しないの笑笑笑』





だってめっちゃ可愛かったんだよ！？俺にめっちゃ懐いててさ！



たつくんって言って俺に駆け寄るの！！まじ可愛いのよ？



と彼女の可愛さを熱弁していた



それがふっかがAちゃんに会わなくなってから最初の話だった

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