キミとピアス ２

． ページ33

【…もし、邪魔をしようとか考えてるのなら

止めとくことをオススメします】


『………』


【邪魔をする相手がたとえ渡辺さんだとしても…

容赦はしませんからね？】





…こいつもふっかとふっかの幼馴染に甘々だな



そりゃこいつらお互いに伺いすぎてくっ付かねーわと納得した





『…なんでそう思うの？』


【ふっかからAに悪い虫が付かないように

見張りを頼まれてるので】





その言葉に少しだけ違和感を抱く



…見張を頼まれてる？





『…ふっかと繋がってんの？』


【それ以上は聞かないでくださいね？企業秘密なので】


『……なんだよ』





少しイラついていると、ふっかの幼馴染の姿が少しだけ見えた



スマホを耳にあて、楽しそうに電話をしている



その相手がふっかというだけでなぜかイラついた



…その理由は､分からないけど





【うわっ、タイミング最悪…】





そう思っていると、突然隣で嫌そうな声が聞こえ、



視線を向けると金髪のスマホに着信が





『電話？出れば？』


【…他人事みたいに…絶っ対に〇〇に手出さないで下さいよ？】


『はいはーい』


【〜〜〜！！！守って下さいね！？】





そう言って急いで離れていった金髪を見送り、



すぐにふっかの幼馴染の元へと歩みを進めた

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