episodeSIXTEEN 家族 ページ1
正直、最初何を言われたのかすぐには理解できなかった
『…ここで…暮らす…？』
涼『うん、そう』
当たり前とでも言うようにダテさんはしっかりと頷いた
『俺が？ここで？』
涼『うん』
『誰と？』
涼『俺と』
『なんで』
そう話していると、ふっかがなぜか吹き出した
辰『…ふはっ！…テンポ良すぎて笑った笑』
亮『ふっかぁ…大事な話なんだから笑わないでよ！』
涼『…ほんとツボ浅すぎ』
辰『ごめんって笑』
『なぁ、なんで俺がダテさんといなきゃいけないの』
ふっかの言葉を遮って俺はちょっと前のめり気味に聞く
涼『…正直に言うと、今照の精神状態は安定してない』
『っ………』
涼『病院にいるとき、俺がいる時以外寝てないでしょ』
『……………』
図星だった
ダテさんの言っていた事は合っていた
涼『心身共に安定していない今の状態で家に帰ったら、
何か起こってもおかしくないって俺達は考えてる』
『…俺そんなに弱くねーよ』
？『…また強がった』
『っ！？』
ふっかや阿部やダテさんの声とは違う声が聞こえて、
驚いて視線を向けると…
「…翔太、起きてたのかよ』
翔太が床に座ってこっちを見ていた
頭をかいて、大きな欠伸をする
翔『ずっとそんなんじゃ、お前成長しない』
後頭部をかいて、睨みつけるように俺を見る翔太
『…何でだよ』
翔太はため息をつきながら立ち上がり…
俺の頭を片手でガシッと掴んで力を込めた
『いたたたた！！！』
翔『俺言ったはずだぞ。俺らに甘えていいって』
『………迷惑かかるから』
翔『…お前ほんとばか』
『はぁ！？ﾓｶﾞｯ！？』
呆れたようにまたため息をつき、ほおを抑えられる
翔『お前は俺らから見たらまだ子供なんだよ。
何でも全部自分で抱え込んでんじゃねーよ。
…困った時、子供は大人を頼るだろ。それと同じだ。
もっと俺らのこと頼れ。何回も同じこと言わせんな。
………風呂、借りる』
俺から手を離した翔太はそのまま風呂場へと向かった
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夕雪(プロフ) - 気長に待っていただけると幸いです。もし宜しければ、新作を投稿しておりますので、私の作者名から作品一覧を覗いていただけると嬉しいです！ 友達申請の件ですが、今は募集をかけていないんです…すみません これからもよろしくお願いします 長文失礼致しました (2022年6月2日 20時) (
レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
夕雪(プロフ) - あやかさん» あやかさん初めまして☺️そう言って頂けてとても嬉しいです😭素敵なコメントありがとうございます！今現在、執筆活動はお休みを頂いております。ご期待に添えず、すみません… こちらの作品の続編もいつか公開できたらよいなと考えておりますので、 (2022年6月2日 19時) (レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 全て読ませていただきました。泣けてキュンキュンして以前も読みましたが同じ所で泣いたり苦しんだりしました。続編して欲しいなと思っていたのですが、もし、続編を書いていらっしゃったとしたら友達申請したいです！ (2022年5月27日 22時) (レス) id: 4114007d35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕雪 | 作成日時：2022年1月14日 23時
