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「何がですか？」
〈惚けんじゃないわよ。なんでここに岩本がいるのよ〉
「岩本くん…？」
そんなはずない
だって、彼とはもう話せないから
なんで、どうしてここに…
《……ファンの方でしたら、会員証をご提示ください》
照『ファン？何言ってんだお前』
〈白澤(しらさわ)！その人あそこに連れてって〉
いきなり片桐さんが叫び、白澤さんと呼ばれるその人は頷いた
《承知しました。…どうしても会いたいようでしたら、
明日の午後、こちらにおこし下さい》
小さな紙を渡すが、眉をひそめる岩本くん
照『俺は今あいつに用があんだよ』
《それは出来ません》
照『なんで』
《今は彼女も仕事中です。お引き取り下さい》
照『……………』
無言で出ていった彼
…どうして分かったんだろうと思いながら、仕事のために
また席につこうとすると、片桐さんに止められた
〈あんたも明日の午後、ここに来な〉
そう言って渡されたのは小さな紙
その住所は工事現場跡地らしかった
「……はい…」
〈それと、今日はもう上がんな〉
「えっ、どうして…」
〈まだやるつもりなの？岩本が来て、
お客がなんて言うかわかってんの？
こっちが迷惑極まりないの。さっさと帰んな〉
そう言って席に戻っていった片桐さん
またにこやかに男性客に接客している
その様子を端目に、私はバックヤードに戻り、帰り支度を始めた
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夕雪(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます(´˘`＊) 喜んで頂けてとても嬉しいです！更新頑張りますっ！ (2021年12月1日 0時) (
レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - コメント失礼します！すぐに迎えに行くからって言葉に"やだぁもう、かっこいいぃ"となんとも気持ち悪い反応をしてしまいました。更新頑張ってください！！ (2021年11月30日 23時) (レス) @page1 id: d4655b2f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕雪 | 作成日時：2021年11月30日 20時
