episodeTWELVE 闘病 ページ35
皆さん、こんにちは！
夕雪です
本日からまた本編の続きです
それでは、素敵なお時間を！
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照side
目が覚めると、そこは知らない場所だった
殺風景な天井と、仕切りのための白いカーテン
寝たまま辺りを見渡し、窓の外に日が明るいのが見えて、
長い間眠っていたように感じる
枕のすぐ側には心拍数を知らせる機械 右手に点滴
…病院であることを認識する
確か…あの場所に誰かが来て、気を失ったっけ…
って事はAは！？
と、一瞬焦ったが…横でモゾモゾと何かが動いた
そっちに視線を向けると…突っ伏して寝ているA
『…無事でよかった』
小さく呟き、彼女の頭を撫でる
少し嬉しそうな表情を浮かべてまた眠る
そのまま撫で続けていると…
泣いた跡がある事に気付いた
そのせいか、目元が少し腫れていた
『またなんか抱えてる…』
撫でていた手をそのまま頬に滑らせ、涙の跡をなぞる
その時も、彼女はくすぐったそうに笑った
『俺に話してよ…』
また撫で続けていると…Aが目を覚ました
涙を吹いて、体を起こし…俺を見る
『…おはよう』
そう言うと、なぜかギョッとした
「…ごめんなさいっ！」
『は？…何が』
そう言って瞬時に立ち上がって鞄を持ち、行ってしまった
『おいっ！ちょっと待てって！っ！！……っー…』
起き上がって追いかけようとしたが、
頭にズキリと痛みが走り、ベットの上で蹲る
【岩本さん？お目覚めです…岩本さんっ！？】
担当医だと思われる医者が仕切りのカーテンを開けて
悲鳴のような声を出した
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夕雪(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます(´˘`＊) 喜んで頂けてとても嬉しいです！更新頑張りますっ！ (2021年12月1日 0時) (
レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - コメント失礼します！すぐに迎えに行くからって言葉に"やだぁもう、かっこいいぃ"となんとも気持ち悪い反応をしてしまいました。更新頑張ってください！！ (2021年11月30日 23時) (レス) @page1 id: d4655b2f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕雪 | 作成日時：2021年11月30日 20時
