YELLOW FLOWER

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電話が終わり、岩本くんが壁にもたれて空を見上げた




照『こうじ、めっちゃ喜んでた。雪島さん、ありがと』


「ううん、お役に立てたみたいだし…良かった。

ホントのこと言えば、全部岩本くんが考えてくれてたけど笑」



照『一緒に考えたんでしょ？どっちがってわけじゃねーじゃん』



「…そーだね」




それからしばらく２人で空を見上げていると、


岩本くんが口を開いた




照『そうだ、雪島さん』


「どうしたの？」


照『俺、プレゼント渡したい子がいてさ…


その買い物、付き合ってくんない？』




プレゼントを渡したい子…岩本くんがそう言う子って事は、


好きな人のことだよね？




「私がついて行っていいの？」


照『え、なんで？』


「いや、だって、それ好きな子に渡すんじゃないの？」


照『…あっ、いや、そういうんじゃなくて…

その子も誕生日近いらしくて…』


「あっ、そうなの？私でよければ、協力する」


照『ありがと、じゃあ、急で悪いんだけど…

明後日空いてる？昼から』


「うん、大丈夫だよ」


照『じゃあ、△△カフェの前で待ち合わせ』


「分かった」






岩本くんと２人で出掛けることになった


…男の子と出掛けるのなんて、


あまりないから緊張してしまう


どんな服を着ていくべきなんだろうと思いながら、


クローゼットを開ける


ワンピースでいいかな？いや、張り切りすぎかな…


ここはやっぱりスカートがいいのかな？


…ミニはいたいよね笑


服のことで2時間ほど悩んでしまい、


勉強に手が付けられなかった




「…どうしよう………あっ、そうだ」




先生に聞いてみよう


そう思った


あの先生なら、女子や男子問わず恋愛相談受けてたし…


私の場合は恋愛ではないけど、聞いてみようと思った

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