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照side
(バタン)
扉が閉まる音がして、勢いよく起き上がった
夢じゃないよな？
いや、夢なわけない…
雪島さん…
いや、Aと一緒に昼食うなんて思ってなかった
『…運使い切った気がする』
蹲って頭を抱えた
さっき言われたことが脳裏に浮かぶ
「岩本くん、怖くないのに…」
そんなこと言われたのなんか初めてで、
正直動揺を隠すのに必死だった
『…不意打ちすぎてこっちが持たねーよ』
また頭を抱えて蹲っていると、扉が開く音がした
ちょっとビクッとすると、聴き慣れた声が
？『照いた』
『ダテさんか…ビックリさせんなよ…』
Aかと思ったから少しガッカリしてしまった
涼『俺、驚かすようなことした？笑』
『いや、悪い。こっちの話』
涼『で？いつもここいないのに、どうしたの？』
『…Aと昼食ってた』
ダテさんがちょっと驚いた顔をする
俺があんまり積極的に行くタイプでは無いことを
知っているからだろう
涼『お、ほんと？雪島さんと？』
『うん』
涼『どうだった？』
『…めちゃめちゃ楽しかった』
涼『良かったじゃん笑。今日1回だけ？』
『いや、明日も一緒』
そう話している時の俺の顔は多分、
彼女には見せられないほどユルユルだと思う
涼『ふふっ、照、今めちゃめちゃ幸せでしょ』
『うん、めっちゃ幸せ笑』
にやけている顔を隠すために、手で顔を覆った
しばらく話ていると、授業の5分前だと気づく
『あっ、やべ。行かなきゃ』
涼『授業行くの？』
『おん、約束したし』
涼『雪島さんと？』
『そう。遅れちゃダメだよって言われたから笑』
涼『雪島さんに甘々だね笑』
『そんなんじゃねーよ笑 …じゃ、授業行くわ』
涼『うん、頑張ってね』
廊下を歩くと、もう他の奴らは教室に入ってて、
俺を見るとやっぱりどの教室も静まり返っていった
…その居心地の悪さに少し苛立った
自分の教室に着いても同じで、
他の奴らは俺を見て何も喋らなくなった
必然的にAと目が合い、微笑んでくれた
それを見て、さっきまでの苛立ちが少し和らいだ
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夕雪(プロフ) - おこりさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。無事戻ってきました！ (2021年11月27日 14時) (
レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
おこり(プロフ) - ご自身のペースでどうぞゆっくり。気長にお待ちしています^_^ (2021年11月5日 6時) (レス) @page41 id: b4f52a5ea8 (このIDを非表示/違反報告)
夕雪(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます！楽しみにしててくださいね。 (2021年11月3日 18時) (レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ハッピーエンド、期待しています。 (2021年11月3日 0時) (レス) @page40 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕雪 | 作成日時：2021年10月16日 21時
