轟くんと ページ4
轟side
瀬呂との戦いが終わり、スタジアムの通路を歩く。
すると、誰かの話す声が聞こえてくる。
「＿うか…＿＿＿話して＿＿だが、＿＿そろ…」
『おじさま。その＿＿＿、私も前から＿＿＿いますが、お断りします。』
あれは…親父と水樹か！？
俺の歩く足は次第に早くなる。
アイツ、水樹と何を話しているんだ。
だんだんと声がハッキリと聞こえてくる。
エ「なぜだ！？Aと焦凍の子ならいい個性の子が産まれる。それに焦凍は顔もいい、優良物件だぞ」
「(クソ親父…！お母さんだけじゃなく、水樹にまで＿＿！)」
水樹には爆豪がいるんだ。
アイツも巻き込むんじゃねー！
水樹が「残念ですが」と話している時に俺は水樹の腕を掴んだ。
「クソ親父！何してやがる！！」
『と、轟くん？』
エ「焦凍、ちょうどいいところに来たな」
轟「何がちょうどいいところだ。お母さんの次は水樹なのか。水樹、こんな奴の話なんて聞かなくていい」
俺は水樹の腕を引き、親父の横を通り過ぎる。
『轟くん！？ちょ…あっ！おじさま、失礼します！』
エ「いつでも待っているからな」
『それは絶対にないので〜』
親父から少し離れ、俺は掴んでいた水樹の腕を離す。
「クソ親父が悪かったな」
『ううん。気にしてないよ！』
俺の後ろにいた水樹が俺の隣を歩く。
「親父と知り合いなのか？」
『プロの関係でねー。あと何かあった時のために、私がここにいるの知ってるの。』
「……そうか」
すると、水樹が遠慮がちに聞いてくる。
『あ、あのさ…炎の個性を使わないのって…』
「あぁ。親父の個性だからだ」
『そっか…』
「俺は右だけでやっていく」
緑谷に話した内容までは言わない。
『それで、プロを目指すつもり？』
「あぁ、クソ親父の個性なんか使わねェ」
すると、水樹が立ち止まる。
俯いているから、顔が見えねェ。
『……………り…よ』
「？…悪ィ、なんて言ったか聞こえ…」
水樹は顔を上げる。
その目は、いつも爆豪たちといる時の目じゃねェ。USJのときに見せた……プロの目だった。
水樹はキリッとした目で俺を見るとハッキリと言った。
『今の轟くんじゃ、プロになるなんて無理だよ』
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MEGUMI(プロフ) - どういたしまして(笑)誰でも間違いはあるので気にしちゃ負けですよ！！(笑) (2021年8月8日 16時) (
レス) id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
ぜんざい(プロフ) - MEGUMIさん» MEGUMI様 ご指摘ありがとうございます。今まで気づかず大変恥ずかしいです、、本編修正致しました。 (2021年8月8日 14時) (レス) id: 0a9c9e3b11 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - こんばんわ､突然ですが誤字を見つけました､第３章の轟君との次のﾍﾟｰｼﾞに｢この右手の炎｣と書いてあったんですが逆ですよ〜焦凍君の個性､半冷半燃は右が氷結で左が炎ですよ〜 (2021年8月7日 17時) (レス) id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぜんざい | 作成日時：2021年3月2日 13時
