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…終わり?
視線の先の涼介は普通な顔して、多分驚きの表情の私とは真逆。
A「な…ん…」
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何を喋っていいかわからない私の言葉に被せて。
涼介「はぁー?わかるだろ。
そっちが別れたんならもうし返しする相手も必要もねぇし。」
もうすぐオフィスに着く。
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…なんで?…だって…涼介ののえるちゃんは未だに大貴と付き合っているかもしれないのに…?
A「…それは…」
涼介「お前と一緒にいる意味ねぇし。」
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それは…残酷で、グサッと刃物で刺されたように痛く、悲しくなった。
だめ…此処では泣いちゃダメ…
熱くなる目頭と、痛くなる鼻の奥。
泣かないようにギュッと手を握りしめると爪が刺さる。
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ガタンと開いたドア。
早く出たいのは山々なのに、足が動かない。
この箱の向こう側には何人もの人が忙しく行き来していて…今日も大変そう。
そんな中に足を踏み入れる気にもならないし、第一_________
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A「…っ!」
ドンっと背中が軽く押され、一歩前に出る。
振り返ろうとすると涼介が口を開いた。
涼介「じゃーな。」
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その挨拶は…何。
一旦お別れの挨拶?…違う。きっと。
もう二度と関わらない挨拶。
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そんな…なんで急に?
…急じゃなかったのかもしれない。
涼介はきっと最初から決めてて…
私たちが別れたら浮気してし返しする用もなくなる。
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やっぱり…涼介はのえるちゃんが好きなんだ。
あの子が一番なんだ。
何に対しても…
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そりゃあそうだよね。
嫌いだったら、嫌だったら、とっくのとうに別れてるはずだもん。
それが出来ないのは、涼介がそれだけのえるちゃんを想ってるから。
私と仕返しとか言っていたけど…
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私は大貴にものえるちゃんにも涼介にもムカついて…腹立たしい思いを抱いたことがあったけど…
涼介はいつも大貴と私にしかそういう思いは抱いていなかったんじゃない?
あの子を、のえるちゃんを、責めようなんてそんなことしなかった…
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あすみ(プロフ) - かんにゃんさん» コメントありがとうございます！！ そう言ってもらえて嬉しいです！ (2016年1月3日 10時) (
レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
かんにゃん - とってもおもしろいです！ｷｭﾝｷｭﾝしっぱなしです///頑張ってください☆ω☆♪ (2015年12月31日 12時) (レス) id: dd6e20f9bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ちーちゃん59さん» コメントありがとうございます！！ 文才ないですよ…でもそう思っていただけて嬉しいです！ 大好きだなんて…！！ これからもよろしくお願いします！ (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 白米王子さん» ありがとうございます！！ そうです！ニノのギミゲ好きなんでそれを少し参考にしました！！ 気付いてもらえないかなーって思ってたんで嬉しいです。笑 (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - めがねっこさん» 完結しました！！ ありがとうございます！！ やっぱりありやまはいいですね。笑 社会人なんて初めて書いたんで少々不安だったんですけど… 大丈夫そうかな？笑 最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作成日時：2015年6月6日 15時
