10 ページ34
いつもなら挑発的に言い返してくるのに私を見たまま動かない。
それは確信をつかれたから反論出来なくなったの?
・
・
・
・
システム部の階についたのか戸が開く。仕方がないから階段で降りよう。
システム部の優秀な人たちが行き来する中を通り抜け、階段に移動する。
涼介「…おい。」
・
・
・
・
後ろから私に呼びかけているであろう涼介の声。
A「何?」
涼介「俺だって…俺らだって…浮気してんだよ。」
・
・
・
・
よく会社でそんなこと普通のトーンで言えるのね。
A「…だから…?」
涼介「俺とお前は共犯者だから。」
それだけ言うとさっさとオフィスの中へ消えていく。
なに。なんなの…
・
・
・
・
そんなの…
A「わかってる。」
「あ、じゃ、これも今日中最終チェックよろしく頼みます。」
後輩のくせに先輩に仕事押し付けやがって‼︎
もう2ヶ月もすれば定時で帰してやるなんて甘いことさせないんだから。
・
・
・
・
いつにも増してキーボードを叩く音が響く。
気に食わないの。涼介の彼女が。大貴を取られたから?違う。涼介の彼女だから?まさか。
・
・
・
・
2人の男行ったり来たり…それが腑に落ちないの。
どっちかにすればいいのに。なんでよりによって大貴と涼介…
・
・
・
・
男2人も。なんで2人してその女がいいの…?
浮気されてるのに…
それを言ってしまえば私も同じだとわかっているのにその女に…
・
・
・
・
A「嫉妬……?」
…そんな感情…
気づいたら周りはいなくてまた私ひとり残業。でももう終わるしよかった。帰れる。
鞄から携帯を取り出して着信を確認すると留守電が一件。
・
・
・
別に聞かなくても大貴が残業だから会えないって内容だと大体わかる。
だってほら。朝あんなことがあっても選ばれなかったら私の元に来るんだから。
A「またふられちゃった。」
・
・
・
・
涼介「…別にもうどうでもよくない?」
A「どうでもいいって…!」
じゃあ一体なんのためにこんな関係持ってるっていうの?
涼介「Aがヘコんでると思って来たんだけど。」
・
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 352人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすみ(プロフ) - かんにゃんさん» コメントありがとうございます！！ そう言ってもらえて嬉しいです！ (2016年1月3日 10時) (
レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
かんにゃん - とってもおもしろいです！ｷｭﾝｷｭﾝしっぱなしです///頑張ってください☆ω☆♪ (2015年12月31日 12時) (レス) id: dd6e20f9bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ちーちゃん59さん» コメントありがとうございます！！ 文才ないですよ…でもそう思っていただけて嬉しいです！ 大好きだなんて…！！ これからもよろしくお願いします！ (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 白米王子さん» ありがとうございます！！ そうです！ニノのギミゲ好きなんでそれを少し参考にしました！！ 気付いてもらえないかなーって思ってたんで嬉しいです。笑 (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - めがねっこさん» 完結しました！！ ありがとうございます！！ やっぱりありやまはいいですね。笑 社会人なんて初めて書いたんで少々不安だったんですけど… 大丈夫そうかな？笑 最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あすみ
| 作成日時：2015年6月6日 15時
