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A「…私まだその意見に乗るなんて言ってない。」
近づく彼の胸板を押し返して距離を取る。第一なんのためにそんなことするの?
私は別に復讐みたいな仕返しみたいなことしたいなんて思ってもないし望んでもない。
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涼介「やめたら?偽善者。」
A「…え?」
マウスを動かしてまだ半出来な企画書を保存のマークまでカーソルを持っていく彼の腕を眺めてた。
涼介「私は彼が好きだからそんなことできない、…って?笑」
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私は今彼に心底馬鹿にされてるんだわ。呆れたように嘲笑って私を見るその目。
涼介「その彼はお前のことなんて全く好きじゃないけどな。」
A「…でも。」
涼介「俺の彼女に心を奪われてんだよ。」
A「…。」
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涼介「いつまで続けんの?」
いつの間にかシャットダウンされるパソコン画面。
なんでそんな酷いこと…
ふわっと真っ暗になった画面に映る私は今どんな顔してるんだろう…。
涼介「その、私はずっと彼だけを愛します、って上っ面だけの感情。」
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A「…上っ面なんて…!」
…でも考えてみたら?私だけ好きだなんてほんと馬鹿みたい。
A「…私もアンタの彼女にはイラつくわ…。」
自分の女が悪く言われてるっていうのに甘いマスクで微笑む。
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A「何がおかしいの。」
涼介「いや?お互い様だなーって。」
別になんとも思わない。悪く言われてるのに寧ろ同じ思いを抱きそう。
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涼介「だから…仕返し。」
A「…は?」
オフィスの床に押し倒されそうになるのを必死に抵抗する。
A「何?!」
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涼介「お前、途中で逃げそうだから…後戻りできないようにしてやるよ。」
覆い被さるように私の上に跨った彼が妖艶に笑う。
逃げる?今更?二度もキスされて逃げるとでも?
A「逃げるわけないでしょ。」
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もう後戻りできないことくらい私が一番わかってる。
この黒い感情が表に現れてしまった時点でもう手遅れなの。
A「逃げようとも後戻りしようとも思ってない。」
だから。
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A「…私も仕返ししてあげる。」
大貴のせいじゃない?それとも…私が悪いの…?
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あすみ(プロフ) - かんにゃんさん» コメントありがとうございます！！ そう言ってもらえて嬉しいです！ (2016年1月3日 10時) (
レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
かんにゃん - とってもおもしろいです！ｷｭﾝｷｭﾝしっぱなしです///頑張ってください☆ω☆♪ (2015年12月31日 12時) (レス) id: dd6e20f9bf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - ちーちゃん59さん» コメントありがとうございます！！ 文才ないですよ…でもそう思っていただけて嬉しいです！ 大好きだなんて…！！ これからもよろしくお願いします！ (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 白米王子さん» ありがとうございます！！ そうです！ニノのギミゲ好きなんでそれを少し参考にしました！！ 気付いてもらえないかなーって思ってたんで嬉しいです。笑 (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - めがねっこさん» 完結しました！！ ありがとうございます！！ やっぱりありやまはいいですね。笑 社会人なんて初めて書いたんで少々不安だったんですけど… 大丈夫そうかな？笑 最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2015年7月21日 22時) (レス) id: 9eb015a482 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすみ
| 作成日時：2015年6月6日 15時
