俺の前から、メンバーが消えました。【Part2】

46.紙の切れ端 ページ6

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ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…



「あーやっぱいねぇーか」



その日の夜。
子供達が寝静まった頃に1度大ちゃんの
隠れ家に戻ってきた。



仕事中なのか、予想通り大ちゃんは不在


隠れ家だからって鍵くらい閉めてけよ…
あれだけ情報漏れにうるさいくせに



帰ってきたはいいものの、特に用があった訳では
無いからどうしようかと考える。


ちょっと休んで施設に戻るか。




特に意味もなく部屋の中を歩く
思えば、大ちゃんと情報共有したり睡眠をとる事にしかこの部屋を使っていなかったからちゃんとこの中を見たことは無かった。



「すご…」



壁に大量に貼られた紙には数え切れないほどの
情報がまとめられている。


机の上にも書きかけのものや、
ぐしゃぐしゃに丸められた紙が乱雑に捨てられている



仕事熱心なんだなと思いながらももう少し部屋を綺麗にすればいいのにと言う綺麗好きの俺としては気になって仕方なかった。




ｸｼｬ…



ん？



机に手を置くと、傍にあった紙に手が触れた


視線に入ったその紙の内容に違和感を覚える



『町外れ。北。ひかり。』



箇条書きのように書かれた単語達。




町外れ、北は場所を示すものだろう


『ひかり』ってなんだ…と疑問がよぎる



別に俺への情報では無いんだろうから気にする
必要はないんだろうけど何となく気になった。




俺が気にしても仕方ないか…



大ちゃんも戻ってくる様子もないし、
施設に戻ろうと部屋を後にする。




あの紙の情報が、俺にとってとても
大事なものだとも思わず



そのまま俺は、施設へ戻った



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沢山のコメントありがとうございました！
続けて欲しい！頑張ってください！という励みの言葉を沢山いただけて本当に嬉しいです。


この作品を心待ちにして下さっている読者の皆様のためにも、再開することに致しました。
これからどれだけかかるか分かりませんが、
私のペースではありますが更新頑張りたいと思っています。



ほかの作品も同時に再開しようと思っていますので
そちらもよろしくお願いします！！

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