選ばれた少女

適度な運動 ページ24

数分後…






私は今、軽く説教を空に受けている。

空「いるんだ！適度な運動は人間とか妖怪とか関係ねぇっての！」

「…あぁ、そう…」

空「なんだよ！その気の無い返事は！」

「…あの…そろそろいいか？」

空「おう。なんだ？」

……………





.







おい！

さっきまでのはどうした！

すごく怒ってたのに…

まぁ、いいや。

「…あいつらに関わるなって言った」

空「おぉ、そうか！なら、仕事がしやすくなるな！」

すんなり、受け入れるんだ…

「……あぁ、で。ここからが問題なんだけど。多分、彼奴ら謝ってくると思うんだよ。

もう一回仲良くしようって。」

空「うーん…お前はどうしたいんだ？」

「私はもう仲良くする気は無いけど…っていうか、人間と仲良くするより妖怪と仲良くする方が楽しいんだ。だから、人間の友達とかあんまいらないんだよなぁ…」

空「……………」

「……？どうした？」

空「ん？あ、なんでもない。」

本当にか？

「そうか。ならいいけど。」

って言ったけど。実際ちょっと心配だった事は心の中に秘めておこう。



アキノリの家。


ナツメsaid


トウマが自分を凄く責めてる。

トウマはあまり表情を外に出さないタイプだけど、今回はよっぽどなのか、行動に出ていてよくわかる。

ト「……僕、明日謝るよ…」

トウマらしい真っ直ぐな答え。でも…

ナ「それで、済むと思う？」

アキ「どういう事だ？」

アヤ「確かに…亜空さん、結構気の強い人だから。簡単に許してくれるか…」

ト「…やっぱりそうだよね…もう2度と関わるなって言われたし…」

アヤ「…ねぇ、少し待ってみるのはどうかな？
時間が経てば、そのイライラも治ってるかも！」

ナ「それいいわね！…トウマ？」

ト「…え？呼んだ？」

ナ「うん…何か考え込んでたけど、大丈夫？」

ト「うん。大丈夫。アヤメさんの方法試してみるよ。」

トウマ…本当に大丈夫かな？

自信はなかったけど→←どうしよう。

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