嫌いなんです…そういう人 ページ22
「!…何ですか?“月浪”サン」
ト「…………」
月浪さんはずっと下を向いて、なぜか歯を食いしばってる。
ト「さっき…どうしてあんなことしたの…?」
「それは…分かってもらうためです。」
ト「分かって、もらう…?」
「はい。自分がどれほど醜いのか、分かってもらうためです。腹を殴ったって言っても私ほどじゃない。私にしたことに比べたらマシです。」
ト「でも!…でも…あれはやり過ぎだよ…」
「いじめにやり返しをしてやり過ぎとかあるんですか?」
「それでも…」
……そうか…
____________こういう人たちだったのか…
…私、こういう人ははっきり言って嫌いだ。
「…私、貴方達が嫌いです。」
ト「っ!……」
「そうやって、正義ばっかり求めようとする人。
正義を盾にして自分を守ろうとする人たち。
いわゆる、偽善者、ですよ。
私そういう人達、大嫌いなんです。なんでこれから…
______私に関わらないでください。あの人たちにもそう伝えてください。」
ト「っ!!…分かった…ごめん…」
と、月浪さんは手を離した。
それじゃ…と私は家に逃げ帰った。
トウマsaid
「…亜空さん……」
僕は……どうしたら…
_________馬鹿か私は。
そうか、あの時から。
他人を巻き込まないように、自分だけが標的になるように、していた、のか…?
僕は数分間くらい呆然と立ち尽くしていた。
すると、
ナ「トウマ!」
と、ナツメが肩を叩いてきた。
ト「ナツメ…」
ナ「どうかしたの?」
ト「ごめん…僕たち、これから亜空さんに関わることが出来なくなった…」
ナ「どういう事⁈」
ト「僕、さっき亜空さんと話してたんだ。さっきのはやり過ぎだって。そしたらそういう正義ばっかり求める人は嫌いだって。
これから関わるなって…ごめん。僕のせいで…」
ナ「まだ話したばっかだし、これからまた打ち解けていけばいいでしょ!
トウマ、とりあえずアキノリのとこに行こ!」
ト「うん……そうだね。」
僕は落ち込みつつも、この事を伝えるべくナツメと一緒にアキノリの家へ行った。
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ピカヒカリ - ありがとうございます…!ウラニャスはギリシャ神話の天空の神ウラノスからとりました…!本当にありがとうございます!! (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» たくさんの情報ありがとうございます!ウラニャスも使わせていただこうと思います!ありがとうございます! (2019年4月8日 17時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - 今読んだんですけど、作者様のお好きにして下さい…! (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - aruya100さん» すみません!後から知ったんですけど、ヴィーナスは女神の名前でもあるのでウラニャスがいいと思います! (2019年4月8日 14時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - イデア博士さん» 返事が遅くなりました。なんだかすみません…そう言うのわからなくて…樹恩の時は性格が悪いっちゃ悪いのでいけるかなぁ…って思った結果がこれなので。その辺はこれから学んで改善していけたらなぁ、と思っております。ご意見ありがとうございます。 (2019年4月8日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年3月16日 1時