選ばれた少女

恨むこと ページ20

恨むってなんだ？

なんだっけ？なんで思い出せいないんだろう？

空「……？どうした？」

「！…いや、なんでもない。」


ズキッ


「ッ！痛い…」ボソッ

痛い…痛かった……なんだ？

恨むことを考えると頭が痛くなる…病気？

精神科じゃん。

空「……お…あいつら、解決したみたいだな。」

「ん？…あ、ほんとだ。次行ってみるか。明日になってから。」

俺はもう覚悟していた。気付いていたから。


_____明日、前と同じことが繰り返されることに…


翌日。


私は学校に行った後、注意深くバレないようにあの人たちを見ていた。

「……まだか……」ボソッ


放課後。


私はすっかり油断して本を読んでいた。


そろそろ帰ろうと思って廊下に出たら、月浪さんと姫乃さんと天野さんがいじめのグループに囲まれていた。

「クッソ………！」

完全に油断した。

私は静かに歩み寄った。

リーダーがまずは天野さんからだと、殴ろうとした時、

「…やめとけよ。」

リーダー「あ？なめてんn… ！」

「…これ以上はやめといた方がいいよ。怪我、するから」

女1「おー、本人の登場じゃん！」

女2「怪我するのはそっちの方でしょ？」

「何？」

リーダー「こいつらを集めたのはお前を誘き出すためだよ！」

殴られそうになった時、私はそいつの腹を蹴った。

リーダー「痛った！何すんだよ、テメェ！」

「…お前は何がしたくて私をいじめるんだよ？月浪さんや天野さんや姫乃さんと少し話しただけでいじめがエスカレートするなんて、動物と同じじゃん。もう一回聞くね？

何がしたいの？」

リーダー「…おい！その3人を遠ざけて！」

何人か「はい！」

リーダーの指示したように3人を私とリーダーから遠ざけた。


リーダー「私はね、月浪君と姫乃さんが大好きなの。あの人たちをお前みたいな気持ち悪い奴の近くにいて欲しくないの…だからだよ。わかんなかったの？あぁ、頭が悪いからわからないのか、ごめんねぇ？」

勝手な被害妄想もいいところだ。

自己中心的で、本当に迷惑極まりないな…

「……ふ…」

女2「一人で笑い出した。キモ！」

「少なくとも君たちよりは頭がいい自信があるよ。

それに、お前のそんな性格で月浪さんと姫乃さんが寄って来るわけないじゃん？」

リーダー「あ、あんたに何がわかんのよ…」

狼狽えたリーダーにさらに追い打ちをかける。

弱虫で臆病で可哀想な人。→←いない。

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