逃げて欲しい。 ページ18
こちらに何人か走ってくる足音がしたのでそちらに向くと、天野さんやその弟のケースケさん、姫乃さん、月浪さんに有星さんと、その他妖怪がいた。
もちろん、見えてないフリをするが。
その他もあった事ないフリを…
「あ……どうも。君達も来てたんだ。奇遇だね。」
ナ「あ、ちゃんとそっちの方で話してくれるんだ。」
「まぁ、バレたのにわざわざ隠す理由もないので。みんなも遊びに来たんですか？」
アキ「まぁそんなトコです。」
「あ…えっと…」
アキ「あぁ、俺、有星アキノリって言います。」
「…有星…有星神社？」
アキ「そうです！っでこっちが…」
ケ「ねぇちゃんの弟の天野ケースケです。」
「…天野さん、弟いたんだ…」
知ってたけどさ。
ト「あの、亜空さんも遊びに来たの？」
「えっと…遊びに来たって言うか勉強の気分転換に来ただけです。」
少しでも壁を作るために敬語を貫いた。
アキ「あの、今、子供の連続失踪事件って知ってますか？」
「はい。それがどうしたんですか？」
アヤ「亜空さんも狙われるかもしれないから、ここから今すぐ逃げて欲しいの。」
「……私、そこまでタフじゃないんで大丈夫です。君達はそれについて調べてるんですか？」
ナ「うん。」
「失踪とかって警察の分野なんじゃないんですか？」
不思議そうにわざと聞いてみた。
ト「ぁ…えっと…」
アキ「これはただの事件じゃなくて怪事件なんです！僕たちにしか解決できない事件なんです！」
言っちゃうんだ…
「怪事件、ですか…とにかく頑張ってください。」
私は園の中の方へ逃げるように去って行った。
ト「あ、待って！…行っちゃった…」
ナ「亜空さんが危なくなったら私が助ければいいから大丈夫よ！」
アキ「そうだな…亜空さんだっけ？あの人を追わなくちゃ！」
ト「そうだね。行こう！」
みんな、必死な顔で園の中に走って行った。
私は、黒いコートを着て、そんな様子を大胆不敵な笑みを浮かべてメリーゴーランドの屋根に足を組みながら座って見ていた。
「見つかるわけない。ここにいるから…」
空「あいつらが結界を見つけてくれるかもしれねぇぜ！追いかけよう。」
「了解。」
私も飛び降りてそのあとを追った。
「そういえば、お前が取り憑いてから運動神経が良くなった…」
空「そりゃあ、動けなかったら困るから…いけないのか？」
「いや、逆に感謝してる。避けられるようになったし。」
空「？…あぁ、そうか…行こうぜ。」
「おう。」
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ピカヒカリ - ありがとうございます…！ウラニャスはギリシャ神話の天空の神ウラノスからとりました…！本当にありがとうございます！！ (2019年4月8日 17時) (
レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» たくさんの情報ありがとうございます！ウラニャスも使わせていただこうと思います！ありがとうございます！ (2019年4月8日 17時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - 今読んだんですけど、作者様のお好きにして下さい…！ (2019年4月8日 17時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ - aruya100さん» すみません！後から知ったんですけど、ヴィーナスは女神の名前でもあるのでウラニャスがいいと思います！ (2019年4月8日 14時) (レス) id: c88429faf5 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - イデア博士さん» 返事が遅くなりました。なんだかすみません…そう言うのわからなくて…樹恩の時は性格が悪いっちゃ悪いのでいけるかなぁ…って思った結果がこれなので。その辺はこれから学んで改善していけたらなぁ、と思っております。ご意見ありがとうございます。 (2019年4月8日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 x他1人 | 作成日時：2019年3月16日 1時
