選ばれた少女 No.2

終わり。世界の終わり。《正義の主張》 ページ32

トウマsaid



ト「っ…亜空、さんっ…」

僕たちは、僕たちに誰って言った後、歩いて何処かに行った。





______まただ。




______また、救えなかった。亜空さん。


このままじゃ…


？“朱夏様まで…”


僕は、悔しくてたまらなくて、両手を強く握った。


ナツメsaid


ト「っ…亜空、さんっ…」

トウマ…そうだよね。

トウマが1番亜空さんの事、気にかけてたからね…

私達は、また1人、犠牲にしてしまった…


朱夏！早く目覚めてよ！

何してるの！？私！早く…早くしないと…

また…

？“消えてしまうぞ…”


…私はようやく朱夏と一つになり始めた気がした。


アキノリsaid


ト「っ…亜空、さんっ…」


俺達はなんで、こうして大事な時動けないんだろう。

あいつは、自分で自分のことを人間だって、

妖怪じゃないって、自己申告してた。

同じ人間じゃないか。なんで助けられないんだよ！

動け、動けよ！……。なんで…



____俺は、なんでこういう時に動けないんだろう。


このままだったら…


？“この街が“ヤツ”に消されてしまう。”


俺は、惨めな自分が嫌になって叫び出したくなった。

同時に、絶対に助けるという意思が生まれた。


エンマsaid


コイツらの心臓が、少し光った気がした。

コイツらの中にいるヤツらがようやくまた１つになろうとし始めた。

もうすぐだ。あと少しの辛抱だ！

樹恩…いや、亜空詩苑、絶対に死ぬな。

元大王だが、お前に命じる。


お前は知らないだろう？

この中にいる人間が、お前をどれほど







______大切に思っているのか。

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