聞かれていたとは不覚… ページ5
オ「答えんか!どこで分かったんじゃ!」
「え、えっと…その、なんとなく、仕草というか…言動が挙動不審になっていたというか…」
すると、オババさんの表情は緩んだ。
オ「お主は観察力が優れているのじゃな。それにしても不思議じゃ…」
「何がですか…?」
オ「お主の体から妖気が少し感じとられるんじゃ…」
「⁈…よ、妖気…?」
それはおそらく…というか確実にあいつらの妖気…
オ「それとお主、先程は妖怪を信じないと言っておったが、本当は嘘じゃろ?」
「…どうしてそう思うんですか?」
オ「そうじゃなぁ…まずはお主から妖気が少し感じとられることじゃ。そして先程も慌てて付け足したように信じないと言ったじゃろう?」
「…貴方のいう通りです。私は、見えないですけど、妖怪は信じています。私も何度か見たことがあるのですが、怪奇現象も妖怪が起こしているものだと思っています。」
オ「その通りじゃ。この世の中の怪奇現象、あるいは急な感情の変化は妖怪が取り付いたりイタズラしたりして起こっていることなのじゃ。実は今ワシの隣にもいるんじゃ。」
いる。いるけど。白い浮いてる犬。
「そう、ですか…あの、さっきの朱雀って言うのも妖怪、ですよね…?」
オ「あぁ、そうじゃ。」
「…そうですか。このことは言わないでいただけるとありがたいです。」
オ「あぁ分かった。そういえばお主、名前はなんと言う?」
「亜空詩苑です。」
オ「詩苑か…いい名前じゃのぅ…」
「ありがとうございます。あの貴方はなんと呼べば…?」
オ「みなはオババと呼んでおる。」
「オババさん…また来ていいですか?」
オ「あぁ、いつでも構わん。ワシも話し相手がいなくて困っておったところだ。」
困ってたんだ…
「じゃあ、そろそろ。さようなら。」
わたしは家(?)を出た。
こう言うものの恒例行事。外に出て角を曲がると予想通り天野さん達がいた。
「盗み聞きとはいい趣味してますね。」
ナ「!こ、これは、その…」
アキ「ごめん。まさかそんな話ししてるとは思ってなかった…」
「……別にもういいですけど。過ぎた話ですし。」
ト「そんな事より、亜空さん、妖怪信じるんだ…」
「…やっぱりその話忘れてください。」
ト「なんで?」
「…なんでもです。」
ケ「ちなみにだけどさ。妖怪のどこまで知ってるの?」
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aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» いえいえ、お礼を言うのはこっちの方です*^ ^*では、また明日、写真を載せさせていただきますね!可愛いイラストを本当にありがとうございますm(_ _*)m (2019年11月24日 1時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - aruya100さん» は…!はい…!!ありがとうございます!!嬉しいです…!!!! (2019年11月24日 1時) (レス) id: 20cb221a7f (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» イラストありがとうございます!すごく可愛いです!お気に召さないなんてとんでもないです。むしろ気に入りました!もし、よろしければなのですが、イラストを皆様にご紹介させていただきたいのですが、よろしいでしょうか? (2019年11月24日 1時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - ピカヒカリさん» お久しぶりです。スランプの時はありがとうございました! (2019年11月24日 1時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
ピカヒカリ(プロフ) - (image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/0/4/e/04eb800173dd2e6e1e53ede6411fce56.png)になってます…!もし見れなければ言ってください…! (2019年11月24日 0時) (レス) id: 20cb221a7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aruya100 x他1人 | 作成日時:2019年4月21日 18時