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沈黙が過ぎる。
空気を読んでいるのか、この部屋にいるペットたちも声を出さない。
そして、Aは無表情のまま言う。
「死ぬのは怖くない。私が恐れてるのは、…やっぱ何でもない。」
途中でハッとして言葉を濁した。
「なんだよ教えろよ〜」
(さっきより警戒度が増してる…なら、さっき言いかけた事は何かトラウマになったこととかか？)
緊張を解こうと、おちゃらけた雰囲気を出すが、Aに纏う空気は微動だにせず、流石のさとみも先が思いやられた。
___________
さとみが呆れながらAについて分析している時、Aは色々とキャパがオーバーしそうになりながら、ギリギリの状態で今を理解していた。
状況整理と、さとみの行動理由を必死に探している。
しゃがんでいた姿勢から、隣に座ってAを膝の上に向かい合わせになるように座らせては、また、Aを抱きしめた。
Aは半分されるがままを諦めつつ、少し恐怖に煽られていた。
(目的はなんだ…？配慮が足りない？どこの？なんの？)
「…何がしたいの？」
思い切ってど直球に聞いてみる。
答えてもらえるかは、別だが。
(…まーた胡散臭い答えが返ってくるんだろーなー。
絶対そうだ。)
何処から湧いたか(デジャブ)、なぜか、なんのかはわからないが、少し期待していた。
(いや、なにに？)
自分でもわからない。
少し不思議な心情を抱く。
少し遅れた青春。(果たしてこれは誰目線なのか)
「んー、とりあえず今はAを安心させたい、かなぁ。確かに俺達はAを人質っていう肩書でこの家に連れてきた。確かにな組にとっての利益も優先される。
Aがこの家に来てからは、儒組だけでなく、儒組を支持してた周りの強いとこも順長に落ちてきてるし、仕事が今はうまくいってる」
その、順調っていうのに結構腹が立つんです。
(…やはり。予想通り、周りの勢力まで落ちているみたいだ。
新しく入団してきた子たちにちゃんといろいろ教えておけばよかった。
今後悔してもしかたない。まずここを抜け出して、薬とってこないと…)
「…ってかさ。A、
改めて思うけどちっちぇ____おぇっいってぇ！」
ストレート2発。
「煩い黙れ糞が背が小さいは禁句なんだよわかる？」
一息にAは言った。
「おぅ、わり…」
さとみはドン引き。
先程までの雰囲気は何処に消え去ったのだろうか。
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
