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「…うん、まぁこう言うことだから。しばらくそっちに帰れそうに無いや。ごめん。」
『いやいや、玲が無事そうで何よりだよぉ…ごめんねぇ、私の不注意で…』
「いやいいよ、逆によかった。ここの情報も掴めるし。」
『そっか…な組…何が目的なんだろ？』
「しらん。でも予想はしてる。
私じゃなくても良かったんだろうけど、とりあえず人質を捕ることで、私達のグループの勢力を落とす。
このな組から見ても、私たちは相当厄介な存在だったらしいし。
そして、恐らく私が拐われたのは私達のグループの中でも実力が上位に入っていて、小柄って自分で言うのもなんだけど、3人くらいで人質にできそうなのがちょうど私だったのかもしれない。
んで、幹部に私がいる事はだいぶ前から知ってたみたいだ、無論、私以外の幹部も全員。コードネームと名前、出身地年齢功績…その他個人情報を幹部の人たちのは全部頭に入ってるみたいだった。
幹部だけでなく、目についた組員は全員。
あの人たちの頭に入っていないだけで、ここのパソコンに全部データが入ってる。」
『うそ…じゃあ私たちも…んー、あ、そういえば、なんで玲にだけあんな接し方なんだろ…やっぱA可愛いから…？でもな組出し…ぅうん、でもいいなぁ！私もお嬢様みたいな扱い受けてみたぁい！』
話が飛び飛びになるところも突っ込んでおきたいところだが、Aにとっては別の問題がありそうだ。
(お嬢様？
なんの勘違い？どこがどう？)
Aの頭の中は疑問でいっぱいになった。
確かに人質としての扱い方は異常なほどに緩いが、その扱いと生活がお嬢様、とはとても言えるものではない。
ごく普通の、庶民的な生活。それか、少しお金に余裕がある一般的な家庭の生活に近い。
社会人になって少し仕事に慣れてきて貯金が貯まって、好きなものが買えるようになってきた、というような感じである。
(…誰か近づいてくる…この足音、さとみさんだ。)
少し聞き慣れた足音、振動…
(…足音？え、なんで聞こえてくるの？)
扉を見たが、鍵も閉まっている。
(…結局、この部屋の仕組み、分かってなかったのか…)
そして、ここでまたAは溜息を吐いた。
「…変わってあげたい。苦痛。もうやだ、ここ。」
遂には、駄々を捏ね始めるほどである。
『え”っ…』
あの儒亜もこの反応である。
言葉すら出ないようだ。
ここで、足音がしていたことを思い出した。
(バレる前に全部話しておかないと、)
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
