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「えぇ、決まってるじゃない。Aのことしかないでしょ…」
「…前に連絡が来るの待つって言いましたよね。」
今話していたのは、幹部の頭脳部隊の女の子。
「というまぁ…無謀な賭け、もう辞めません？絶対無理ですって。
そもそも人質に連絡手段与えるとか阿保のやることでしょう？」
「阿保て…相手はあのな組よ…？
阿保って言っていいほど馬鹿ではないわ」
「…………」
(…あれ？私変なこと言ったっけ？)
阿保と馬鹿はニュアンス的にはほぼ同じである。
《この小説の作者の調べによると、阿保は人のことを侮辱する時、馬鹿は言葉を修飾するような使い方をするようですな。「馬鹿暑い」とか言いますよね。馬鹿はそゆのによく使われるみたいです。まぁ、方言みたいなものでもありますが。でも両者ともに、愚かな人や物事のことを指すので意味は同じなのですねー。
つまり何が言いたいかというと儒亜は、》
今この部屋にいる幹部全員が同じことを思った。
《正真正銘の阿保だ…！！》
天然を超えてなんと表現すればいいかわからないが、とりあえず、日本語が伝わっていなかった事実に、
幹部達は心の中でため息を吐く。
無自覚にも程があると言えよう。
Aは毎日これに頭を抱えていた。
いや、今も大丈夫かと毎晩思っている。
あぁ、無論心配しているのは儒亜でなく、儒組全体の方だが。
が、Aの予想の斜め上を行っており、一周回って一応組織は動いているようだ。
まぁ、この事実についてはAは知る余地も無い上、知ったところで今は何もできないので無意味と言っても過言では無い。
幹部の1人が咳払いをして、何か言いかけたところで、Aからの電話がかかってきた。
「…こんな時間に…どこからだろ？」
儒亜が少し思考を巡らせる。
「非通知です。…まさか…」
「出て」
頭脳部隊の子が1番電話から近かったので、指示があったので仕方なく電話に出た。
「もしもし、」
「もしもし？Aですけど…」
「Aさん？！無事ですか？！今どこにいるんですか？！」
「A？」
儒亜が少し驚いたように聞いた。
頭脳部隊の子は泣きながら頷いた。
『…あー、えっと？あのー、無事だし、まだなんとも無いから、心配しないで。』
「ね、変わって！」
「はい…！」
そして、その子は泣きながら電話を変わる。
まぁそして、今までの経緯など、Aは様々な情報を提供した。
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
