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分別を始め、30分ほど経った。
ただいまの時刻、11時27分。
何という微妙な時間。
これほど絶妙に何もできない時間帯はない。
外に出れば行ったっきり、入れない。
Aは考えた。
先輩たちと遊ぼうと。
(…てか、先輩って言うのやめよう。なんだか虚しいし、頭おかしい人だ)
今更何を言うか。もうすでにおかしな人だと言うことに、Aは気が付いていない様子であった。
周りに友達が少ないのも納得がいく。
「………本当に寝てる？」
そして、此処でようやくAは気がついた。
狸寝入りをしていたさとみに。
「……気づくの遅すぎな。Aもおいで」
「お断りします」
「潔ぎ悪りぃな。はーやーく。」
寝ているところからちょうど死角になるように座っていたAは、とりあえず立って様子を見ることにした。
ベッドの方へ顔を向けると、少し眠たそうに半分目蓋が落ちているさとみが自分の寝ているところの隣を忙しなく叩いていた。
(煩いし埃立つからやめて、って言いたいんだけどなぁ。)
これ以上埃を立てられては困るので、仕方なく、さとみの寝ているベッドの隣に行き、仕方なく座った。
寝るつもりなんて一切ない。
仕方なく座るだけだ。
「……なんでここまできて座るだけなんだよ…」
「いや、だから、お断りしますって言ったし。」
さとみさんが引っ張って無理やり抱き枕にするという、強硬手段が出た。
まぁ、今までのでさすがに学習をしたAは、それを避けてベッドから離れる。
そして、あからさまに嫌そうな顔をしたさとみ。
それに対して、Aは勝ち誇ったように笑った。
「同じ手にかかると思ったら大間違い。」
「じゃあまた違う策を考えなきゃだなぁ」
「頑張ってくださーい」
嫌味を言い合っていると、12時前くらいになった。
「…ご飯、食べにいこう？」
「ん。ちょっと準備するし外出て待って…あ、やっぱこの部屋でいい。まってて。」
「うん？わかった。」
(…なに？なんだかよくわからない。なんで迷った…？)
Aの中での疑問は解決されることなく、溜まって溜まって山となっていくのであった。
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
