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「そうですか。
これ嘘でしょ？」
「え？」
予想外だったのか、間抜けな声を出す組長さん。
さとみは頬杖をついてニヤ〜と笑っている。
(…人生楽しそう。)
「だから、過去にあった事実と今さっき作った嘘を一緒にして、仕組んだものだったんでしょってことですよ。
まぁ、この女性がその当時、どんな格好してたのかわかりませんけれど、怪しまれないようにするなら小さな爆弾にするべき。なんで、この爆弾の写真が嘘。
そもそも、射撃でさとみさんが撃てないわけがないでしょーが。」
「…へぇ、ホントにすごいね、この子。」
「そうでしょ？遊び甲斐があると思う。」
「るぅとくんにも頑張ってもらわなくちゃねぇ」
(いや、別に勝負がしたくて発言したわけじゃないんだけど。
というより私は遊び道具なんですか)
「Aちゃんのいう通り、今の話は嘘だよ。俺がちょっと試させてもらったの。」
「なぜ？」
「Aちゃんが頭良いのは本当によく知ってたんだけど、基地でもそういうこと喋らなかったでしょ？
で、やっとAちゃんをここに連れてこれたし、ちょうどさとみくんからの提案もあって、ね。」
「…ここで試されるんですね。」
「さとみくんナイス」
「ふふ、」
(腹が立つことこの上ない)
ドヤ顔で私を見ては目を細めるさとみ。
「…てか、あんな普通の部屋に銃なんて置いて大丈夫なの？」
「へぇ、よく銃って分かったね」
(あ“？)
「子供扱いしないという約束では？」
「え？！今の子供扱いに入る？！」
「…もういい」
「え、ちょ、ごめんて」
「急に仲良くなったよね…」
「仲良く見えるんですか。」
「うん。兄弟みたいだよね。」
(即答かよ)
「兄弟、かぁ…」
「あれ、さとちゃんそれ以上がいいの？」
「いーや！兄弟でも十分。家族なんで」
「あ？」
思わず、内面の口の悪さが出る。
(ななもりさんが目を見開いて驚いている…さとみさんの仕事柄、そういうのにはやはり興味なかったのなら珍しいんだろうね)
「珍しいね？」
「んー、いつもとちょっと違うタイプだし。
そりゃあ、ね？」
さとみはAを見て頭を撫でる。
(これも作戦仕事ですか。大変ですねー、ハニトラ担当って。)
Aはもう抵抗することを(最初からしようともしていないが)諦めた。
体格差、身長差もかなりある。
根本的に無理だろうと確信した。
身長という点ではこれから今まで以上に、伸びない身長を恨むことになる。
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
