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急に体が重くなり、前に倒れそうになった。
(や っ て し ま っ た。
というか、初日から何してんの…？
あー、それは、私も同じか)
「なぁにしてんのー？」
「…ごめんなさい」
大人しく引き出しを閉め、抱き締められたまま立ち上がった。
結局、手がかりをたいして得られなかった。
(大量の女性の盗撮写真…組み立て式の銃と、よく使われている弾丸とハンドガン。そしてこれまた大量の紙でまとめられた資料。
いま何か掴めるものは何もない…収穫がないわけでもないが…)
「下見てるってことは上の段も全部見た？」
さっきまでに明るい声とは裏腹に、低くて普通の人なら身を縮こめてしまうような声だ。
耳元で話され体の力が抜けそうだが、死を感じて、なんとか立っている。
(まずい、このまま殺されるんじゃないか？)
流石にこの声には嫌な予感がしていろいろな考えが駆け巡る。
「聞かなくても分かることでは？」
「…ふふ、そっか。おいで。なーくんとしてるお話聞かせたげる。」
「は…？え、敵ですよ、分かってます？」
「分かってるよ。Aはそれを仲間に伝える？
ターゲッティングされてるAの親友に。」
弱みを握る予定が逆に握られてしまった。
(…完敗だ。してやられた。)
「俺の勝ちだな。悔しい？」
「別に」
「ふふん、じゃ、いこっか。」
「私20歳ですよ。子供扱いしないでください。」
「うん知ってる。Aが敬語外してくれたらいいよ」
(何コイツ…腹立つな)
謎の展開に心の中で震えつつ、いうことを聞いているあたり、Aは本当に素直だ。
「敬語を外す事に何か意味でもあるわけ？」
「んーん。気軽に話して欲しいだけ。」
思わぬ回答に、Aはカチンときたが、なんとか抑える。
(ナニソレ、私に利益無くない？)
「ふーん。てか、そっちこそなんで戻ってきたの？」
「いや？なーんか嫌な予感がして。」
(嘘つけ、元から戻ってくるつもりだったくせに)
隣の部屋に入ると、会議室のようになっていた。
(ふむ、ここで仕事の話とかしてるんだ。完全防音…流石な組…抜け目が全然ない…)
「えっと、ごめんなさい…？」
「なんで疑問形なんだよ…」
「なんで謝るの？」
「あ…はい」
同時に突っ込まれ、一気に喋るなよ、と思いつつしっかり落ち込む。
(というか、
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
