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(アイツは私のことを試してる。やってやるよ、)
Aは子供みたいに負けず嫌いだった。
ガチャリ、とドアと鍵が閉まったのを確認しては、ソファから立ち上がり、まず2つの電話について調べようとした。
だが、もう少し情報が集まってからまとめて伝えよう、と考え、先に机の引き出しから調べることにした。
ガチャンと音を立てて閉ったドア。
と思えば隣の部屋のドアが開いた。
(なるほど、隣の部屋が組長室だったのか。
静かに探らないとな。)
寝てなどいられなかった。
狸寝入り、この手は使おう。便利だ。
(さて、先に調べておきたいとこからだな。
罠とかに気を付けないと______)
すると、どこからか、にゃあ、と可愛らしい声が聞こえてきた。
(どこの角から…この部屋、変に響くからわかりにくいのか、面倒くさいな)
「…猫？」
鳴き声からして猫だということはわかる。
(この部屋のソファに猫の毛が落ちてたのは、やっぱりそういうことだったのか。
よく考えれば、棚におもちゃとかペットフード置いてあるじゃん。
さっき気付かなかったのは、かなりの落ち度だな。
…ん…？
この部屋、猫だけじゃない、犬もいる…かも)
すると部屋の奥…正確には、ベッドの下から、一匹のさっきの鳴き声にあった可愛らしい猫がこちらに歩いてくる。
(短足…猫の種類とかには詳しくないからわかんないや)
「……今度名前、聞いて、おこう」
(綺麗な毛並み、ちゃんとケアされてる。愛されてんだね、
羨ましい限りです、猫先輩)
しゃがむと、にゃあ、とまた可愛く鳴いた。
手を少し近くに出すと、今度は猫の方から寄ってきて、クンクン、と匂いを嗅いだ。
飽きたのか満足したのか、3秒程で何処かに行ってしまった。
(…さすが猫。気分屋、、それがいいところなんだろうけれど。)
(…そういえば、犬どこだ？)
机から少し離れて、見渡してみるが、見当たらない。
(猫はベッドの下、なら犬はソファの下とか？)
予想はハズレ、誰も居なかった。
(……どうぶつって難しいです、)
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
