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「…〜！……〜〜。〜〜〜〜、」
何か聞こえる。
まだ起きてはいないが、意識が戻った。
(頭が、痛い。)
「…あ、…きた？」
何か言われている気がしたので、とりあえず目を開けることにした。
(ひんやりとした硬い地面、コンクリート…？)
「あ、お…よ〜」
紫色の髪の毛…
(こーどねーむ、ななもり…ななもり？)
手には手錠、足には足枷。
Aはそれを諦めたように見つめた。
「…外して欲しい？」
(いやいや、わざわざ聞く？)
「外して欲しいですけど、外さないんでしょ？」
「まぁね〜。今後の君の行動次第。」
(挑発もテンプレみたいだな。もうちょい他になかったの？私仮にも儒組のトップクラスの人間だぞ？？)
「………目的はなんですか」
「お、もうそこ聞いてくる？」
「必要のない情報なんて聞く意味ありませんから。
それで、質問に答えてもらえますか。」
少し強めの口調で対抗する。
(まぁ、いつら強く言っても意味なんて何も無いんだろうけど。)
「んー、まぁ一言で言うと、取引だよ。」
(取引…私をな組に差し出す代わりに、私を差し出した人は何かを受け取った。
お金…それとも武器か？
それとも研究材料…、薬品、とか？)
Aの勘は鋭かった。
「そんな考えなくてもいいんじゃない？もう終わったことだし。
ってことで、今から君には
「…まぁ、そうですよねー」
もう考えるのも億劫になって、返事も適当になってきた。
(考えなくてもそうだってことはわかるよね。仕方ない)
「あのー、儒亜に電話してもいいですかねー？
とりあえず、生きてるってこと、連絡しておきたいんで。」
「ダメだよ。ダメに決まってるだろー？
はい、この話はおしまい！
今日からなんだけど、監視とかも含めて、さとみ君の部屋で生活してもらうことになりまーす。」
「…え。」
(さとみってあのピンク色のやつだよな…まじかよ、よりによって、あの人…やだなぁやだなぁ気まずいなぁやだなぁ…)
「さとみ君、挨拶しといて」
コンクリートの箱についた重たそうな鉄の扉が開いて、奥からアイツが入ってきた。
「はーい、さっきぶりだな。さとみでーす。
仲良くしような。」
(笑えてない笑えてない。)
はは、と乾いた笑いをこぼしながらAは笑顔を貼り付けた。
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aruya100(プロフ) - なりちゃさん» ご覧いただきありがとうございます！マフィア系大好きすぎてちょっと力入っちゃってます。自分でも読み返してて日本語かこれは、、ってなったりもしてますw一回で理解してもらえる文章を書きますね^^;応援ありがとうございます！頑張って更新しますー！！ (2021年8月11日 20時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
なりちゃ - まだ途中までしか読んでいないですが、感想を一言で言うと、『めっちゃ難しいけど、クソ面白い！！！』です！ けど、何回か読んでいくうちに内容が分かってくるので、最高です！ 作者さんのペースでいいので、無理をせずに投稿、頑張って下さい！！！ (2021年8月10日 20時) (レス) id: de67f5a85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年8月16日 17時
