彼らは羊の皮をかぶる狼だ。【桃】【stxxx】

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私はAA、20歳。一応昨日が誕生日だった。


誕生日パーティーと称したただの飲み会でお酒を散々飲まされた。


お酒を飲んだのはあれで3回目か。


幸い私はお酒に強い方らしく、ちゃんぽんもしたが少し顔が赤くなった程度で済み、自分で歩いて帰ることができた。


不幸中の幸い。もう2度とあのメンバーで酒は飲まないと誓おう…私の財布のためにも…


お金はなぜか私持ちだった。

______


あのメンバーとはAの仕事仲間のことである。それも後ほど話をしよう。


もう一つ疑問に思ったことはないだろうか？


そう、お酒を飲んだのは3回目という部分だ。


近代化が進むに連れ、医療の進歩により法律も少しずつ変わっていった。

法律的なことで変わった点をあげれば


お酒は18歳から飲める。


煙草の販売は禁止する。


選挙権は16歳以上から。


夜のアルバイトは16歳以上なら良い



などだろう。


まぁ今後また紹介するものも増えるだろう。その時にまた話すとしよう。


夜の仕事は関係ないだろう、と？


そろそろAの職業などについても話しておこうか。


その前に、幾つか知ってもらわなければならないものがある。

まず、クリミナルズ略してCS(ｼｰｽﾞ)と呼ばれる犯罪組織が世界中に散らばって、その国々で活動している事。それはそれは凄まじい量の国々で、凄まじい量の人間がCSの会員になっては犯罪を起こしているというわけ。

これは一種の社会問題であり、昔からでいう、紛争などの進化、延長である。

社会問題になっているのもそのはず、会員数が世界の約3分の1なので、全員逮捕、処刑を繰り返してはキリがなくなってしまうのだ。

しかも、会員登録するとどこで犯罪が起こったのかが配信される仕組みになっているので、犯罪をおかさず、その配信を見るためだけに会員登録している人もいる。

だが、そこで許してもらえないのが社会の厳しさ。

登録した人の中の例外以外は全員犯罪者という法律ができたのだ。

例外というのが、警察や警察に捜査を頼まれている者のみ。

ちなみに、Aも一応頼まれているので入っている。


まぁ、会員数故に犯罪者も無論増加している傾向があった。


そこで最初に立ち上げられたのが、反犯罪集団(以後ACG)の組織の1つ、儒組である。


何故儒組というか、それはこの組織の頭領の名前が儒樹という女性だったからだ。

世の中は単純で、この組織の名前だって決まるのに10秒とかからなかったらしい。

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