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伍拾陸の談 ページ8

あの後、わたしが今度は土下座してまで堅苦しいのやめろとお願いしたら、みんな,慌てて了承した。

みんなして慌てているのがちょっと面白かった。




うーん。白西どこ行った?

あの雌の狐様に連れられて…


「あの、白西様どこですか?」


「白西様はあちらにおられる。」

と指や手の代わりに顔を向けたのが、お社…でっか!!


「あんなに大きかったんですね。」

「白西様が大きくされたんですよ。」


「へぇ…白西ってやっぱり凄いんだ…」

「白西様はあらゆる物の大きさを変えたり、中に浮かせたりすることができます。」


「…皆さん近づかないんですか?」


「いえ…その、先ほど、白西様をお迎えなさった狐がいましたでしょう。そのお方が…」

「白西様に近づくなと…」


ふむ。世間一般にいうパワハラだな。

「じゃあ私が行ってくるよ。」

「い、いえ!!お止め下さい!!我らが…体罰を受けるだけです…」

「だから、それを止める様にいうって。」


しかし…とざわめき始めた。

たかがあいつ…となめてはいけないのかもしれないな。

しっかっしうるっさい。


「あああああああもう!!静かにしてろ!!」


と叫べばビクッと肩(か、わからないがその辺の場所)を揺らし、全員俯いた。

もうこの際、こんな無礼を働いたなら、口に出す以外狐 様 と呼ぶ必要はないだろう。うんないない。



「その狐について訊いてもいい?」

さっき大声を出したときとは打って変わって優し〜い声をかけた。

すると、前からではなく、後ろから声が聞こえてきた。

よく見れば、狐達の顔が強張っているっていうか、これが不安の音と匂いだろうか。微かに感じる。

やはり、感情を読み取れるほど嗅覚も聴覚も良くないようだ。

ただただ耳がいい。地獄耳と呼んでもいいだろうか…

鼻も対して良くないのかもしれない。強い感情だと微かに感じるくらいだ。


まぁそんな自分の話は置いておこう。先に狐達の後ろを見なければ。


くるっと後ろを向けば、さっきの雌の狐だけだった。


「騒がしいと思えば、その大きな鼠が騒いでたのねぇ」

無視。この時ばかりは突っ込んでいられなかった。



「…白西様は?」

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aruya100(プロフ) - サヤさん» ご覧頂きありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるよう励みます…!!!応援感謝です! (2020年12月6日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年12月5日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 毬莉さん» ご覧頂きありがとうございます。続分かりました!30分以内に更新いたします!!応援感謝です! (2020年11月1日 10時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - すごく面白かったです!是非続きが見たいので更新頑張ってください! (2020年11月1日 9時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 颯さん» ご覧いただきありがとうございます。誤字確認いたしました。修正します。お教えいただきありがとうございますm(*_ _)m (2020年5月26日 11時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aruya100 | 作成日時:2020年5月21日 18時

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