七十八の談 ページ31
余裕を持ってそれを避ける。
極力…いや、絶対に刀は抜きたくない。
時透無一郎とやらに刀身を見られたりでもして
あー、でも、上弦の壱がなんか言ってたな…
無作法というもの…まぁやばくなったら抜けばいいか。
技は出さないけど。
日の呼吸と雷の呼吸壱ノ型しか使えないしねぇ?!
まず、煉獄さんの安否を確認したいが…上弦参と戦った時点で無限列車終わってるんで、いない方確率のほうが高いな。
凹む…
「…………」
「……ど、どうもこんばんは?」
とりあえず、挨拶。
挨拶大事!!
まぁ返してくれるわけもなく。
「風の呼吸____陸ノ型____黒風烟嵐!!」
ドゴォォオオオオ!!!と音を立てて凄い何かがこちらへ向かってきた。
走りではかわせそうになかったので、近くに空間移動する。
隣に生えていた木は折れた。
いや、一部消滅している。
なんて力…?!
木端微塵じゃんね?!柱上位クラスヤバすぎでしょ
《主人!!どうなさいますか?!》
影に潜っている白西が聞いてくる。
「んーーー、一応戦闘準備。
極力戦わないようにするから。」
呟きながら、次々に現れる柱オールスターズを相手していく。
まぁ、攻撃をかわしているだけだが。
「オイオイ、本当に身一つで此処に乗り込んでくるたァ、余程死にてェみてェだなァ…」
「何が目的だ。」
「鬼殺隊本部の産屋敷様にお会いしに参りました。」
まぁ正直に答えた方が楽だと思った。そうで無いと、あとが辛そうだし。
「お館様にお会いさせるわけないだろう。だいたい貴様は鬼だ。信用すら無いというのに…」
「その信用を得ようと思ってやってきたんですが?」
蛇柱さんと心を通わせる日は絶対にこない。
確信した。
「まぁまぁ皆さん、彼女もそう言っておられるんです。話くらいは、聞いて差し上げてもよろしいのでは無いのでしょうか?」
「おい胡蝶、コイツは鬼だ。しかも、あの竹をくわえた鬼とは違い、喋れるほどの自我がある。
今此処で処刑するべきだ。」
「そう仰らずに。私が人を襲わないこと、今ので証明できませんでした?
この数分の戦闘で、一度も攻撃を仕掛けなかったというのが。」
「信用しない。鬼なんて」
蛇柱はそう言っているが、とりあえず、皆刀をしまったのをみて安心した。
「割って入って申し訳ありませんが、此処ではなく、お館様に入ってもらってお話し合いをするべきです。」
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aruya100(プロフ) - サヤさん» ご覧頂きありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるよう励みます…!!!応援感謝です! (2020年12月6日 0時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年12月5日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 毬莉さん» ご覧頂きありがとうございます。続分かりました!30分以内に更新いたします!!応援感謝です! (2020年11月1日 10時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - すごく面白かったです!是非続きが見たいので更新頑張ってください! (2020年11月1日 9時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 颯さん» ご覧いただきありがとうございます。誤字確認いたしました。修正します。お教えいただきありがとうございますm(*_ _)m (2020年5月26日 11時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aruya100 | 作成日時:2020年5月21日 18時