六十八の談 ページ21
「…………」
継国A、起床。
「……くっそ…あのハゲ…」
第一声、「くっそ」。
性格の悪さが滲み出て虚しい。
と、面白くないつまらないくだらない自虐ネタを繰り出していると、だんだんと意識がはっきりしてきた。
見慣れない…いや、見たことない天井に全く見覚えのない布団…そして何よりこの部屋…家？
体を起こし、少し周りを見渡していると銀髪の美少年(デジャヴ)が暖簾を手で避けてのぞいてきた。
「あ、起きられましたか？！
心配しましたよおおお…」
ん……？
なんか白西に似てないか？
「えっと…どちら様でしょうか？」
「え”っ…」
あからさまに傷ついた顔をした。
なんか別に間違ってないはずなのに罪悪感が半端ないんですけども？！
おかしいでしょうが？！
えぇ？！だって白西かもしれないし白西かもしれないけども！！
てかそもそも擬態できるとか聞いてないし？！
まぁ気配も白西に近いし？
白西かもしれないし白西かもしれないけど？
数分の間、本当に誰だかわからんような目で凝視していると、見えないはずの耳と尻尾が下に下がったようにしょんぼりして、部屋を出て行った。
もう一度言おう、入って数分、出て行った。
「……は？」
何、アイツ…なにしにきたわけ…？
普通に正体をばらせばよかったのでは？
と思うのが正直なところだ。
そんなことよりもここについて把握せねば…
《告、先程部屋に入ってきた人物は
だよね。
時間差とか考えないとこ、相変わらずルーズだよね。
君もいつも通りで何よりですけど。
「…まずここどこだし、今何時何分何秒地球が何回回って何千何百何十何年でなに時代なんだよ…」
「………無視か。」
大事なところ！！！
ここも変わらないよねー。
困るけど安定でなんか安心してしまう。
それでいいのか。知識人。
《解、マスターにどう思われようと構いませんし、関係ありません。気にしていませんから》
……まじかよ。
心の中で小さくため息をついた。
そして、頭に鈍い音と衝撃が走る。
______あれ？
目線の先には天井が。
時間が戻った…？
そんなわけがない。
《解、体内の
「…へ……そ、なんだ…」
喋るのがやっとなくらい凄まじい睡魔が襲ってきて、二度寝に誘われていった。
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aruya100(プロフ) - サヤさん» ご覧頂きありがとうございます！！出来るだけ早く更新できるよう励みます…！！！応援感謝です！ (2020年12月6日 0時) (
レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 毬莉さん» ご覧頂きありがとうございます。続分かりました！30分以内に更新いたします！！応援感謝です！ (2020年11月1日 10時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - すごく面白かったです！是非続きが見たいので更新頑張ってください！ (2020年11月1日 9時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
aruya100(プロフ) - 颯さん» ご覧いただきありがとうございます。誤字確認いたしました。修正します。お教えいただきありがとうございますm(*_ _)m (2020年5月26日 11時) (レス) id: b60ccdc28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aruya100 | 作成日時：2020年5月21日 18時
