いきなりトリップとか聞いてなかった件について。

3話 ページ4

私は一人になると大概マイナス思考になる。

ベットの上で死にたいと一人で泣いたことだってある。

そんなことする時間があったら勉強しろって私の中の良心が毎回言う。

やろうとはするけど、やる寸前でなぜかやる気が全くなくなってしまう。

それは私の意志が弱いからだ。意志が弱いから部活の先輩にも迷惑をかける。先生に怒られるような事をする。

私はそんな自分が大嫌いだった。大嫌いなのに。わかっているのにまだ勉強しようとしない。勉強できない。





意志が弱い。





前の担任にも何度も言われた。

でも強くならない。本当にそんな自分が私は心の底から大嫌いだった。


友達に迷惑かける自分。


勉強ができない自分。


正しいことを言っている親に反抗してしまう自分。


責任感がない自分。


まだまだあるけど、私は私に全てが嫌いだった。

あぁ、今も思ってる。





______死にたい。





本当に自分が大嫌いだ。いつのまにか周りのみんなも大嫌いになっていた。浮いていてもいい。
とにかく一人がいい。

そしていつのまにか、いつも友達と話していた休み時間でさえ本を読むようになってしまっていた。



今日の部活は体調が悪いと言って休んで帰った。

この状態では何も吹けないと思ったからだ。



帰っている途中、ストレスからか急にめまいがして倒れてしまった。

周りにいた人が私を呼ぶ声が聞こえる。

私は必死に意識を飛ばさないように自分を保とうとしたがその努力も虚しく意識を手放してしまった。

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